カリカリきゅうりの塩もみは必須?料理家が食べ比べてわかったポイントと実質5分で出来る裏ワザレシピ
醤油味がしみこんだカリカリきゅうりの美味しい時期になりました。でも作るとなると、「塩もみ」→「塩を流す」→「醤油に漬ける」などの工程があり、手間と時間がかかります。とはいえ、「塩もみ」→「塩を流す」の工程は必須なのか疑問に思ったことはないですか?私は疑問に思った1人で、数年前からいろいろな方法でカリカリきゅうりを作ってきました。
そこで今回は、料理家として検証結果から導き出した私なりのカリカリ食感のポイントと「塩もみ」は必須かどうかについてと、さらに繰り返し作っているレシピを紹介します。
塩もみは必須ではない
検証を繰り返して気づいたきゅうりのカリカリ感で重要なことは、「しっかりと水分を抜くこと」と「きゅうりの皮の繊維を長く残しておくこと」の2つです。この2つの組み合わせで、カリカリの食感になります。
しっかり水分を抜けるのであれば、「塩もみ」の工程は必要ではありません。「塩もみ」がなければ、「塩を流す」工程も不要です。
また皮の繊維を長めに維持するために、少し厚めに切るのがポイントです。漬けても皮の部分のハリは残るので、カリカリの食感になります。
塩もみなしでつくる裏ワザは「3日漬ける」
3日漬ければ、ゆっくりとですがしっかり水分が抜けて、味がしみこみます。ほとんど手間いらずで、カリカリ食感になります。お好みですが、より長く4~5日漬ても美味しく食べられますよ。
食べ比べてみると??
ちなみに、塩もみあり/なし、重しあり/なしで、食べ比べて検証をしたことがあります。1日目は塩もみあり、重しありのほうが漬かりは早いですが、3日目は全く変わりなかったです。どれも同じでカリカリで美味しかったです。3日待てるなら、塩もみの工程は不要なんです。
ただ、塩もみすると、調味料が少なめで早く漬かるというメリットもあります。急いでいる場合などは、必要に応じて「塩もみ」→「塩を流す」の工程をしてくださいね。
3日ほったらかしでつくるカリカリきゅうり
塩もみなし、重しなしで作るレシピです。3日かかるのですが、ほったらかしでとっても簡単にできますよ。
■作りやすい分量(4~8人分)
きゅうり=4本
生姜=1/2かけ
A.輪切り唐辛子=1つまみ
A.醤油=大さじ3
A.砂糖=大さじ1と1/2
けっこうピリッと辛みの効いているレシピです。お子さんの場合は、唐辛子と生姜の量は調整してください。
①-切る
きゅうりは1cm厚くらいに切る。
生姜は千切りにする。
②-入れる
ビニールに、①と【A】を入れて、
空気を抜いてビニールの口をしばる。※揉まなくて大丈夫。
③-3日漬ける
冷蔵庫で3日漬ける。
水分がだんだん出てきます。
汁を捨てて、盛り付けてくださいね。
お好みですが、5日くらい漬けてもOKです。よりカリカリになりますよ。
まとめ
・カリカリ食感には脱水と厚く切ることが大事
・3日待てるなら「塩もみ」「塩を流す」工程は不要
・3日目はどんなふうに作ってもカリカリ食感
・ビニールなら実質5分で作れる
きゅうりは体を冷やしたり、むくみを改善したりする効果があります。蒸し暑い時期の体調管理におすすめです。ぜひ上手に調理をして、美味しく食べてくださいね。ほかにも、きゅうりの裏ワザやレシピの記事を多く執筆しています。あわせてチェックしてください。
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