上の子が赤ちゃんを叩く!原因とその対処法!行動の裏のメッセージを見逃さないで!
こんにちは!ともや先生です!
上の子が下の子を叩くと困っちゃいますよね…
まだ生まれたばかりでほとんど自分で動けない赤ちゃん…少しかまおうとするだけで走ってきて叩いたりすることもあります。
ではなぜ下の子が生まれたら上の子は人の子を叩いてしまうのでしょうか?
まずはその原因から探ってみましょうっ!
叩くという行為で「自分の居場所」を必死に守っている
まず下の子が生まれて一番影響を受けるのは誰でしょうか?
もちろん 上の子ですよね?
今までは全てのことが自分優先・自分中心に回っていたのに、下の子が生まれてから、本来ならしなくてもいい我慢をしなくてはならないのですから、当然といえば当然の反応と考えられます。
環境の変化というものは人にストレスを与えます。それは大人でも一緒ですよね?
そんな時に上の子はこう思っているかもしれません…
「もしかしてパパとママは自分より下の子の方が大事なんじゃないのか?」
下の子にパパとママ、お家の人の愛情を全て取られてしまったんじゃないか?という風に思ってしまうのですね。
例をあげるのであれば、上の子からしたら「下の子は突然現れた侵略者」というわけです。
なので、めちゃくちゃ不安になっています。
もう怖くて怖くて仕方がないのです。
下の子を叩くという行為で、「ママやパパをかえせ!!」と訴え、必死に自分の居場所を守っているのですね。
そう思うと、ちょっと胸がキュッと締め付けられます…
怒ってはいけない
まずはじめにやってはいけないことです。
下の子を叩いたことで上の子を送るのは極力避けた方がいいでしょう
「どうしてそんなに乱暴なの!!」みたいな、その子の人格を否定するような言葉で責めることはやめておきましょう。
一方的に怒ってしまうと上の子の気持ちはどうなるでしょうか?
上記した通り「自分を守る為にやっている行為」なので…
「チクショウ…あいつのせいで怒られた…あいつさえいなければ…」
そんな風に思うかもしれません。それでは行動がエスカレートしてしまう場合も考えられます。
指摘するにしても「叩くということは、いけないことです!」と人格ではなく、行為そのものについて、毅然とした態度で伝えてあげて下さい。
そして、子どもの答えがなんであれ、こちらの気持ちを話してあげて下さい。
「叩かれると痛いから、パパはやらないな。」この程度で済ませておいて大丈夫です。
なぜなら、親の言葉を聞いて、子どもも自分なりに考えるからです。
決して大きな声を出して、無理矢理に従わせるようなことはしないでほしいところです。
プラスの言葉に言い換えてもいいかもしれません。
「本当はいいこいいこしたかったんだよね?一緒にあそんであげたかったんだよね?」といった具合にです。
子どもだって、好きで赤ちゃんを叩いたりすることはありません。
その裏にあるメッセージを汲み取ってあげて下さい。
愛情をたくさん注ぐこと
それでは どうしたら良いでしょうか?
上記したように、上の子は下の子が生まれたことによって「両親の心が離れていくんじゃないか?」ということで不安で不安で仕方なく、どうしようもなく怖いのです。
なので そこに安心を与えてあげましょう!
安心してもらう為には、愛情をたくさん注ぐことです
下の子が生まれても「あなたのことを、今までと変わらずこれからも愛していますよ!」ということを具体的に言葉や行動にして伝えてあげてください。
僕自身も、夜の寝かしつけの際に「大好きだよ!」と言って抱きしめて一緒に寝ていたりしています。
お世話することに巻き込む
下の子のお世話に上の子を巻き込むというのもいいかもしれません。
抱っこをするだけで怒ることもあるので、泣いたら急に抱っこをするのではなく、まず上の子に相談をしてからしてみるのはどうでしょうか?
「泣いちゃったんだけどどうしてかな?ねぇ、どうしたらいいと思う?助けて!」
そこで抱っこをしてみるよう上の子に提案してみてはどうでしょうか?
もちろん大人が危なくないように手を添えて見守ります。
僕も実際にやってみたら、しばらく抱っこしたらすぐに飽きたようで「パパやって」と言って自分の遊びに移っていました。
一人でできることでもやってあげる
今まで一人でできていたことも、下の子が生まれたことにより、「親にやって欲しい!」と言ってくるときがあるかもしれません。
例えば…
・おようふくきさせて
・ごはんたべさせて
・おくつはかせて
等です。
そこでつい言ってしまいがちなのは、
「自分でできるんだから、自分でやりなさい!!!」
ではないでしょうか?
下の子も生まれて、おうちの人はいっぱいいっぱいで余裕もありません。
つい口に出てしまうこともあると思います。
ですが、そこを一歩立ち止まって考えてみて下さい。
上の子だってまだ子どもです。親に甘えたい盛りです。
そこを突き放してしまっては、溝ができてしまいますし、さらに親が困るようなことをして気を引くこともあるかもしれません。
可能な限り応じてあげて欲しいと思います。
そんなことをすると「一人でなんにもできない子になる!」と思いますか?
いいえ、そんなことありません。
心が満足すると、次回から勝手に自分でやってたりします。
ですが下の子のお世話があると、すぐに応じることができない場合もありますよね?
そこで注意して欲しいのは「ちょっと待ってて!」でなく具体的に伝えることです。
子どもからしたらその「ちょっと」の感覚がよくわからないので「ねぇまだ~?まだなのー?」と言ってくるかもしれません。
具体的には↓
・10かぞえるまでまってて!
・長い針が6になるまでまってて!
・この番組が終わるまでまってて!
そして、待っててくれたら「待ってくれてありがとう!」と言って抱きしめてあげて下さいね!
子どももきっと嬉しいと思います!
まとめ
僕も下の子が生まれた時に上の子が「赤ちゃんを叩く!」という行為に、どう接していいかわからなくなる時ありました。
そこで、ただ怒るのではなく、なぜそのような事をするのか?ということを考えてみたのです。
きっとその行動の裏にはきっとなにかしらのメッセージがあるハズです!
そして、その子のお母さんやお父さんであれば、きっと気付けることもあると思います。そこを考えてみて下さい。
是非、この記事が「皆様のなにかしらのヒントになりえれば」と思います。
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今日も読んでくれてありがとうございました。
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以上!ともや先生でした!
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