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夏の臭い・黄ばみはインナーで予防できる!お気に入りの服の寿命を延ばすインナーの選び方とケア方法

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島 利恵です。
お気に入りの服が黄ばんだり、臭ったりして困ることはありませんか?そんな方におすすめしたいのがインナーウェアです。
下着などのインナーウェアを着て汗を吸わせることで、服の黄ばみ、傷み、臭いを予防できるんです。特に汗をかく夏場には、インナーウェアが欠かせません。今回は、インナーウェアの役割とその寿命についてご紹介します。

黄ばみの原因は汗・皮脂汚れ

服の襟袖が黄ばんでしまうのは、服についた汗・皮脂などの汚れが時間の経過とともに酸化するためです。皮脂・汗などの汚れは、水に溶けにくく、洗濯機で洗っても残ってしまうことがあります。服が直接肌に触れると、これらの汚れが服に付着し、黄ばみや生地の傷みの原因となります。

お気に入りの服は、なるべく肌に直接触れないのがベターです。インナーを着て、汗や皮脂が付着するのを予防しましょう。

肌着を着ると臭いの予防も

かいたばかりの汗はほとんど無臭です。でも汗をかき、肌が汗で湿った状態が長時間続くと、皮膚の常在菌が繁殖し、嫌な臭いの原因となります。
臭いを予防するためには、肌着を着て汗を早く吸収することが大切です。

Tシャツと肌着は似ていて違う

Tシャツと肌着は同じ綿素材でも、汗の吸収力が異なることがあります。例えば、プリントが印刷されたTシャツは通気性が悪く、汗を吸収しにくくなります。
夏場は、汗を素早く吸収して乾燥させる吸汗速乾インナーを選ぶことをおすすめします。

黄ばんだ下着・洋服の洗濯法

汚れが蓄積して黄ばんでしまった服は、40度のお湯アルカリ性粉末洗剤を溶かし、つけ置き洗いすることで汚れを取り除きましょう。つけ置き後は、洗濯機でよく洗い、すすぎも2回以しっかりしましょう。

もっと詳しく知りたい方は、「下着の黄ばみ対策と正しい洗濯術」もご覧ください。

肌着の寿命にも注意

見えないからと、古い肌着を何年も着続けていませんか?
肌着は着用と洗濯を繰り返すうちに劣化し、薄くなります。古い肌着では、汗を十分に吸収できません。
肌着は消耗品なので、汚れが取れなくなったり、薄くなってきた時は買い替えを検討しましょう。頻繁に着用する肌着は、年に1回の買い替えが目安です。

夏場に快適に過ごすためにも、正しい下着選びとケアを心がけましょう。

エアリズムの機能が長続きする洗濯のコツ」も併せてご覧ください。

服の臭いにお悩みの方は、「スメハラを予防する5ステップ」を参照ください。

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洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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