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やめたらラクになる!4児の母が実践している【洗濯が劇的にラクになる3つの工夫】

平島利恵洗濯研究家
毎日の洗濯をもっとラクにしよう!

洗濯研究家で4児の母、平島利恵です。4人の子どもを育てる上で大変なのが洗濯です。毎日4回以上洗濯機を回す中で、効率的で楽な洗濯を模索した結果、多くの人が意外とやりがちな間違いに気づきました。今回は「やめる」ことで洗濯が驚くほどラクになる3つの工夫を紹介します。

1. もみ洗いをやめる

よくある間違い1

食べこぼしなどのシミを落とすために、汚れをもみ洗いしていませんか?実はこれ、生地を傷めたり手荒れの原因になるだけでなく、効率も悪いんです。

洗濯を楽にするためのコツ1

シミ・黄ばみが気になる服は、アルカリ性粉末洗剤を溶かしたお湯で1~2時間つけ置きすると、驚くほどきれいになります。その後は通常通り洗濯機で洗うだけでOK!もみ洗いの手間と時間が減ると家事ストレスが激減します。

ポイント

  • 洗濯表示をチェック:ニットやデリケート素材はつけ置きNGのものが多いので注意。
  • 専用バケツを用意:他の洗濯物と分けることで洗濯前に汚れが広がるのを防げます。
  • 酵素系漂白剤を活用:頑固な汚れには洗剤を直接塗布してからつけ置きするのも◎。

泥汚れの場合は、もみ洗いが必要です。つけ置き後に優しく揉んで、繊維の隙間に入っている砂の粒子を揉み出しましょう。強くもみ洗うと、繊維の奥に入り込んで取れない茶染みになってしまうので注意!

2. 畳むのをやめる

よくある間違い2

洗濯物をすべて畳んでしまうのは、多くの方がやりがちな負担の大きい作業です。特に子どもの多いご家庭では、畳んだ服をしまう前に散らかされ、畳み直しの無限ループ…という家事ストレスも発生しがちです。

洗濯を楽にするためのコツ2

思い切って畳むのをやめ、ハンガーのまま収納する方法に切り替えてみませんか?Tシャツはハンガーに、ズボンはピンチハンガーに干したままクローゼットへ。畳む時間がほぼゼロになり、家事を一つ減らせます。

畳むものは、なるべく干す場所の近くに収納をまとめましょう。

ポイント

  • ハンガーの色分け:家族ごとにハンガーを分けると片付けがスムーズに。
  • 動線を意識した収納:干す場所からすぐ片付けられるように収納スペースを配置。

3. 柔軟剤の多用をやめる

よくある間違い3

濡れると臭うタオルは柔軟剤の影響かもしれません
濡れると臭うタオルは柔軟剤の影響かもしれません

柔軟剤は必ず使うものだと思い込んでいませんか?実は、柔軟剤をすべての衣類に使うのは、おすすめできません。特にタオルや肌着はの吸水力を低下させる原因に。さらに、すすぎ不足で汚れが残った衣類に柔軟剤を使用すると、汚れごとコーティングしてしまうため、蓄積汚れや黒ずみ、嫌な臭いの原因になってしまいます。

洗濯を楽にするためのコツ3

柔軟剤はニットやおしゃれ着など、必要なものにだけ使い、肌着やタオルには使用を控えましょう。また、柔軟剤を使う時は必ずすすぎ2回以上で、汚れをしっかり落とす意識を。無香料のものを選ぶと、衣類の風合いを保ちながら香害も防げます。

ポイント

  • 柔軟剤は最小限に:タオルや肌着には基本的に使わない。
  • 無香料を選ぶ:敏感肌の家族がいる場合にも安心。
  • 香りが必要なときは別の手段を:衣類用フレグランスや体臭に合った香水を適量使用する。

洗濯は毎日の家事の中でも時間や手間がかかりがちですが、やりがちな間違いを「なくす」ことで、効率的でラクになります。今回紹介した3つのコツで家事のストレスと手間が軽減されると嬉しいです。毎日の洗濯がより快適で楽しいものになることを願っています!

洗濯の基本をもっと詳しく知りたい方は、Youtubeもご覧ください!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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