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ユニクロのフリースを長持ちさせるための3つのコツと洗い方を洗濯のプロが解説【ふわふわの手触りに】

平島利恵洗濯研究家
秋冬には欠かせないユニクロのフリース

洗濯研究家の平島利恵です。ユニクロのフリースは、軽くて温かく、秋冬に欠かせないアイテムですよね。ふわふわとした肌触りを保ちながら、きれいに清潔に着続けるためには、お手入れに3つのコツがあります。今回は、ユニクロのフリースを長持ちさせるための正しい洗い方とお手入れのコツをご紹介します。

フリースを長持ちさせる3つの洗い方のポイント

1. 洗濯ネットに入れて洗う

フリースは、洗濯時に他の衣類と絡まりやすく、摩擦によって繊維が傷みやすいため、必ず裏返してから洗濯ネットに入れて洗いましょう。ネットに入れることで、摩耗が抑えられ、フリースがふわふわの状態を保ちやすくなります。ネットに入れる際は、フリースを裏返し、チャックを閉め、適度に畳んでから入れると効果的です。

マイクロプラスチック対策としても

最近はフリースの繊維くずから発生するマイクロプラスチックの問題も注目されています。細かい目の洗濯ネットを使うと、繊維くずが流出しにくくなり、環境への配慮にもつながります。洗濯後は、洗濯機のフィルターもこまめに掃除するようにしましょう。

2. 手洗いコースで優しく洗う

フリースの柔らかい質感を保つためには、洗濯機の「手洗いコース」や「おしゃれ着コース」を使用するのがおすすめです。通常コースよりも優しい水流でフリースに負担をかけずに洗えます。

静電気が気になる場合は、柔軟剤を使うと効果的
柔軟剤には静電気を抑える効果が。香りが気になる方は無香料の柔軟剤を使うと安心です。なお柔軟剤は、すすぎ2回以上でしっかり汚れを落としたフリースに使用しましょう。

3. ブラッシングで毛並みを整える

袖口や脇など、摩擦がかかりやすい部分は、毛が寝てしまうことがあります。そんなときは、衣類用ブラシで毛を立たせるように優しくブラッシングしましょう。ふわふわ感がよみがえり、見た目もきれいに整います。
毛足が長いフリースには、ムートンブラシなどの柔らかいブラシがおすすめです。

臭いや汚れが気になるときのケア方法

アルカリ性粉洗剤でのつけ置き洗い

フリースを何度も着用していると、臭いや汚れが気になることがありますよね。そんな時は、40度程度のお湯にアルカリ性粉洗剤を溶かし、30分〜1時間ほどつけ置きすると効果的です。つけ置きすることで、繊維の奥に入り込んだ汚れや臭いをおリセットできます。

フリースを洗濯ネットに入れたままつけ置きし、そのまま洗濯機でデリケートコースで洗うのがおすすめ!扱いやすく、繊維を傷めずに洗えます。

洗濯物の詰め込みすぎに注意

フリースは水をよく吸収するため、臭いや汚れが気になる場合は、洗濯物を詰め込みすぎず、洗濯槽の7割程度の量で洗濯すると、しっかりと汚れを落とせます。

フリースを清潔に保つための乾かし方

1. 日陰で風通し良く干す

フリースは直射日光に当てると、紫外線で繊維が傷み、ゴワつきの原因になります。日陰の風通しの良い場所で干すと、ふんわりとした仕上がりに。
干す前に軽く振り、毛並みを整えると、乾いたときにより柔らかい状態を保てます。

2. 乾燥機は使用不可

ユニクロのフリースは乾燥機の使用がNGです。繊維を傷めてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

フリースを清潔でふんわりとした状態で長く使うには、正しい洗濯とお手入れが大切です。日々の洗濯で摩耗を減らし、風合いを保つことで、秋冬を快適に過ごしましょう!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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