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エアリズムの寿命はどのくらい?機能が長続きする【洗濯のコツ】を洗濯研究家が解説

平島利恵洗濯研究家
夏に欠かせないエアリズムのお手入れ方法

洗濯研究家の平島 利恵です。
夏場のインナーとして欠かせない、ユニクロのエアリズムですが、丈夫な素材なので、同じものを何年も着続けている方もいらっしゃると思います。

買い替えの目安は3年以内

エアリズムの素材の1つである「ポリウレタン」は、約3年ほどで劣化するといわれており、劣化すると生地が伸びてしまいます。
エアリズムの機能性は毎年アップデートされていますし、新しいものの方がより快適に夏を過ごせるので、長くても3年以内には買い替えましょう!

使用頻度によっては毎年買い替えが◎

着用・洗濯の頻度により、劣化が早まるケースもあります。

毎年買い替えをした方が良いケース
・2~3枚の少ない枚数で着まわしている
・スポーツなど汗をかく時に着用している
・元々汗をかきやすい
・臭い・黒ずみが気になる

エアリズムの機能を長続きさせる3つのコツ

1.柔軟剤を使わない

エアリズムの洗濯ラベルには「柔軟剤の使用を控える」と書かれています
エアリズムの洗濯ラベルには「柔軟剤の使用を控える」と書かれています

エアリズムには、ドライ・消臭・接触冷感など様々な加工がされていますが、柔軟剤を使用すると、繊維の上からコーティングしてしまうため、せっかくの機能を感じにくくなることがあります。

2.乾燥機は使用不可

エアリズムの洗濯ラベルには「乾燥機使用不可」と書かれています
エアリズムの洗濯ラベルには「乾燥機使用不可」と書かれています

エアリズムに使われている、ポリウレタンやキュプラは熱に弱いため、乾燥機は使用せず、夏場の長時間の天日干しも控えましょう(長時間干す場合は、陰干しが◎)

3.裏返して粗めの洗濯ネットに入れる

エアリズムの洗濯ラベルには「洗濯ネット使用」と書かれています
エアリズムの洗濯ラベルには「洗濯ネット使用」と書かれています

洗濯ネットに入れて洗濯すると、表面の傷みを抑えることができますが、汚れが落ちにくくなります。
汗などの汚れがつく内側をしっかり洗えるよう裏返してから、汚れが落ちやすい粗めの洗濯ネットに入れましょう。1枚の洗濯ネットにエアリズムも1枚だけ、畳んでから入れます。
洗濯ネットの正しい使い方は「洗い上がりが変わる、洗濯ネットの正しい使い方」もご覧ください。

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洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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