保育園の昼寝は長過ぎる!?「子どもが夜寝る対処法」と「保育園の昼寝が長いわけ」を保育士が解説
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。
Q:保育園での昼寝が長く、夜寝なくて困っています。昼寝は30分くらいで良いのではないでしょうか?
こちらについて解説していきたいと思います。
※動画は1分00秒です。
保育園での昼寝時間が、ずいぶん長いと感じたことのある方は多いのではないでしょうか。
給食の始まりも早めの時間で、昼寝の始まりも早めの時間。
それなのに15時頃にやっと昼寝から起きるので、昼寝時間はずいぶん長いことになってしまいますね。
実際、私の子どもが通う保育園でも昼寝が長く、日によっては3時間も昼寝してきて、22時を過ぎても子どもが眠れない!なんてことは多々ありました。
1日8時間以上と長い保育園生活の区切りとして、子どもの気持ちをリセットするためにも必要な昼寝ですが、それが長過ぎて夜の就寝に影響してしまうのは困りますね。
ということで、子どもの昼寝時間はどのくらいが良いのでしょうか。
また、保育園で昼寝が長くなりがちな理由は一体何なのでしょうか。
これで解決!
子どもに必要な昼寝時間は、子どもの年齢や体力、日中の活動量などによって違いますが、保育園での昼寝時間はやや長めのように思います。
私個人の意見としては、
・0歳児 → 1時間半
・1歳児 → 1時間
・3〜5歳児 → 30分
くらいの昼寝時間が、夜の睡眠への影響が少なく、しっかりと体も休められて良いと思います。
ただし、眠くて全く起きられない場合や、夕方に再び眠くなって機嫌が悪くなってしまうような子は、もちろんこの限りではありません。
しかし、保育園のように昼寝時間が長いと、夜寝るのが遅くなって生活のリズムが崩れてしまうこともあると思います。
そんな時の対処法としては、担任の保育士や看護師に「長い昼寝で生活リズムが崩れていて・・・」と昼寝の時間について相談してみると良いでしょう。
※家庭でできる「早く子どもが寝かせる方法」が知りたい方は、
・すぐ眠れない子には原因があった!保育士が教える「公園で遊ばなくても、子どもが簡単に寝る方法」
・子どもの寝かしつけが大変な人へ!保育士が教える「寝かしつけで使える便利な2つのテクニック」
を合わせてご覧ください!
では、どうして保育園での昼寝時間は長くなりがちなのでしょうか?
それには、保育士の働く環境が影響しているようです。
保育士にとって子どもの昼寝時間とは?
では単純な疑問として、どうしてそんなに昼寝時間が長いのでしょうか?
それは、子どもの昼寝時間が保育士がデスクワークできる唯一の時間だからです。
完全に大人の都合ですね。
「子どもの主体性を尊重しましょう」という声が多く聞かれるようになってきた一方で、子どもたちが寝てくれないと仕事ができない環境は矛盾しています。
本来、「寝る」「寝ない」は自由に選ぶ権利があると思いますし、子どもの主体性を1番に考えるなら全員が一律に同じ時間に布団に入る必要だってありません。
もちろん、そうならないように配慮されている保育園もたくさんあると思います。
例えば、目が覚めた子から別室で遊べるようにしたり、2時間以上寝ている子には声をかけてみたりといった環境のある保育園も多くあるでしょう。
しかし、保育園を運営する現状として、
・そういった環境を作るための保育士が足りない
・その保育士を雇うための予算も国から降りてこない
というのが、全ての保育園が持つ悩みではないでしょうか。
子どもたちのことを1番に考えた保育、そして保護者の方の子育ての負担軽減のために、保護者の皆さんからも国に保育園の環境の改善を訴えていただけたら嬉しいです。
いかがでしょうか?
動画では簡単に分かりやすく解説しているので、気になる方はそちらもご覧ください!
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