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リーグワン1部・第5節私的ベストフィフティーン【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
スミスは身長180センチ、体重94キロ。トップレベルにあっては小柄も強靭で速い。(写真:つのだよしお/アフロ)

 リーグワンは第5節が終了しました。結果は以下の通りです。

イーグルス 36―12 グリーンロケッツ

ブラックラムズ 17―38 ワイルドナイツ

スピアーズ 25―21 スティーラーズ

ライナーズ 10―51 サンゴリアス

ブレイブルーパス 63―25 ヴェルブリッツ

ダイナボアーズ 27―27 ブルーレヴズ

 ワイルドナイツに挑んだブラックラムズはモール防御などで応戦も、要所でいなされました。

 タフなサンゴリアスは、蘇りつつあるようなライナーズとの我慢比べを制した格好。

 前節でダイナボアーズに敗戦のブレイブルーパスは、接点への援護を見直したことで「東芝トヨタ」と謳われたヴェルブリッツとのカードを大差でものにしました。

 上位争いを楽しませるイーグルスとスピアーズは、自らの反則で苦しみながらのしぶとく白星を重ねました。

 本稿では前節に引き続き、際立った選手によるベストフィフティーンをご紹介します。内訳は以下の通りです。

ブレイブルーパス 3名

ブルーレヴズ 3名

イーグルス 2名

スピアーズ 2名

サンゴリアス 2名

ワイルドナイツ 1名

スティーラーズ 1名

グリーンロケッツ 1名

 特に際立つ選手は「週間MVP」として無料閲覧エリアでご紹介します。

<週間MVP>

クワッガ・スミス(ブルーレヴズ/先発、フル出場)

 運動量と強靭さで接戦を演出した。

 特にイエローカードで数的不利を強いられていた前半29分以降の10分間は圧巻。31、32分と続けて自陣ゴール前で球に絡み、ひとつめはターンオーバー、ふたつめは相手の反則に繋げた。

 直後の攻撃では、球に絡もうとする相手をスピード抜群のスイープで排除。その後、味方が球を蹴ってからはもともといた左から右へ大回り。向こうのカウンターアタックを待ち構え、得意のジャッカルで攻守逆転を決めた。

 後半9分には、敵陣中盤で防御を引き付けながらのスイベルパスを繰り出す。スタンドオフの清原祥に広大なランニングスペースを与え、ウイングのマロ・ツイタマ(後述)のトライを生んだ。

<第5節私的ベストフィフティーン>

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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