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リーグワン1部・第3節私的ベストフィフティーン【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
今季絶好調。リーチ マイケル(写真:つのだよしお/アフロ)

 今季のリーグワン1部・第3節では、ラグビーが組織力を問う競技であると再認識させました。

 サンゴリアスは開始18分でスタンドオフのアーロン・クルーデンをレッドカードで失いながら、常に複数名が球のある場所で束となる献身ぶりでイーグルスに勝ちました。

 昨季王者のワイルドナイツも、フォワードに若手を混ぜながら看板である防御の質を前節よりも高めていたような。

 昇格1年目のダイナボアーズとの全勝対決を制しました。

 ブラックラムズの今季初勝利は、ハードワークするカルチャーと後半逆襲のプランとの合わせ技でした。

ワイルドナイツ 40―5 ダイナボアーズ

サンゴリアス 32―23 イーグルスブラックラムズ

ブレイブルーパス 29―16 ブルーレヴズ

ライナーズ 12―77 スピアーズ

グリーンロケッツ 33―43 スティーラーズ

ヴェルブリッツ 25―29 ブラックラムズ

 本稿では前節に引き続き、際立った選手によるベストフィフティーンをご紹介します。内訳は以下の通りです。

ワイルドナイツ 4名

サンゴリアス 4名

ブレイブルーパス 2名

スピアーズ 2名

ブラックラムズ 1名

ブルーレヴズ 1名

スティーラーズ 1名

 前回に倣い、特に際立つ選手は「週間MVP」として無料閲覧エリアでご紹介します。

<週間MVP>

リーチ マイケル(ブレイブルーパス/先発、フル出場)

 後半35分に自陣深い位置で、試合を勝ったまま終えるのに近づくジャッカルを繰り出す。それまでの間、相手を押し戻すタックル、向こうの流れを断つジャッカルは数知れず。失点した場面でもこの人が大きく駆け戻っていて、あわやトライセーブといった状況に持ち込んでいた。

 攻めても好走連発。

<第3節私的ベストフィフティーン>

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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