こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。

私は、結婚して40年が経ちます。
時おり独身のクライアントから、どストレートの質問をもらいます。
「竹内先生、結婚ってどうですか？　やっぱり、結婚しないとダメなものですか？」

私は、クライアントの質問の意図を探りながら、正直に答えます。
「結婚は、博打です。いい伴侶と結婚すれば幸せですし、良くない伴侶と結婚すれば不幸せです」

クライアントは、目を輝かせながら、私の話を聴きます。

幸せな順番は、次のようになっています。
１．いい人と結婚した人。
２．独身の人。
３．離婚した人。
４．別居中の人（家庭内別居も家庭外別居も含む）

上記を簡単に説明したいと思います。
（今回は、複雑になるので、「子どもがいるかいないか？」については言及しません）

いい人と結婚した人は幸せです。おそらく独身の人より幸せでしょう。
けれど、よくない人と結婚した人は不幸せです。
離婚してしまえば、バツイチにはなるものの、夫婦喧嘩が絶えない夫婦よりかは、サッパリして、まだ幸せでしょう。
１番不幸なのは、別居中の人です。家庭内別居は、夫婦関係が冷めきっていて、顔を合わせても挨拶もしないような関係であることが多く、想像するだけでも気が滅入ってきます。家庭外別居も、互いに経済的負担が大きく、不自由で不幸です。

よって、結婚すると、幸福になる可能性も大きいですが、不幸になる可能性も大きいです。その点、独身は、自分の生き方次第であり、伴侶に影響されることがないので、幸福と不幸の振り幅が小さいです。

私が、「結婚は博打だ」「結婚はギャンブルだ」と言うのは、上記の理由からです。
よろしければ、「モテる男性になる方法」「モテる女性になる方法」「結婚相手にふさわしい女性の条件」「モラハラ女の見極め方」も、どうぞお読み下さい。

世の中には、「結婚は天国だ！」と言う人もいれば「結婚は地獄だ！」と言う人もいれば、「結婚は人生の墓場だ」と言う人もいます。「人生の墓場だ」と言う人は、もう恋愛とか自由に出来ないし、お金も自分の好きなように使えないから、そう言うのでしょう。

ただ私は、「人生は修業だ」という価値観を持ってらっしゃる人には、やっぱり結婚をお勧めしたいと思います。何故なら、生まれた場所も生まれた時間も、育った環境も違う二人が、同じ屋根の下で仲良く過ごす努力をするというのは、価値観と価値観のぶつかりあいであり、大いなる人生の修業になると思うからです。

「いやいや、人生は修業なんかじゃないよ。楽しむものでしょう」とおっしゃる人には、やっぱり「結婚は博打だから、よくよく考えてご結婚してください」と言いたいと思います。

でもね。この少子化問題が大きくクローズアップされている、この現代の日本という国では、やっぱりたくさんの方に結婚していただき、たくさんの子どもを産み育てて欲しいなぁと思う次第です。でも、そのためには、国も企業もお爺ちゃんもお祖母ちゃんも、うんと協力、うんと頑張らねばなりませんね。

ちなみに、私が、「結婚は博打なんですよ」と教えたクライアントの皆さんには、いつも大変に喜んでもらえることが多いです。
結婚願望がある人もない人も、結婚を迷われてらっしゃる方もそうでない方も、離婚を迷われてらっしゃる方もそうでない方も、どうぞカウンセリングにお越し下されば…と思います。

あとですね。「結婚はコスパが悪い」とか、「子育てはコスパが悪い」とおっしゃる方に対しては、私は反論の言葉を持っていません。

あなたが良き人と結婚して、喜びは倍に、悲しみは半分になるような生活を送っていくことが出来れば、本当に幸せであり最高ですね。「ああ、素晴らしきかな、人生」という感じです。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

　　　　　　この記事を書いた人は、心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。