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あなたの人生が変わる【 寛容な人 】になる6つの方法。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日のテーマは、「寛容な人になる6つの方法」です。
私は、寛容な人に憧れます。
自分を律することが出来、そして他人に優しく出来る人に憧れます。
あなたが寛容な人になることが出来れば、あなたの人間関係は改善され、あなたの周囲には、あなたと同じ、優しくて寛容な人が集まるようになるでしょう。

寛容な人になる方法は、下記の6つです。
①「べき思考」「ねばならない思考」を捨てること。
② 自分の気持ちに気付くこと。
③ 運動習慣を持つこと。
④ 時間にゆとりを持った毎日を送ること。
⑤ 自己肯定感をアップさせておくこと。
⑥ 遊び心を持つこと

以上です。

以下、上記のことをもう少し深掘りして話したいと思います。

「べき思考」「ねばならない思考」を捨てることは大切です。あなたが「べき思考」「ねばならない思考」を強く持っている限り、あなたが寛容な人になること困難です。私も、このあたりは非常に気をつけています。「クライアントは、時間通りに来るべき」「クライアントは、自分の気持ちを素直に正直に話さなければならない」等と考えているようでは、クライアントに優しくなど出来る筈がありません。

自分の気持ちに気付くことは大切です。あなたが自分の気持ちに気付いてないようでは、あなたが寛容な人になることは困難です。私はクライアントの話の内容を受け入れがたく感じたら、いち早くそんな自分の気持ちに気付き、努めてにこやかな表情を浮かべるよう努めています。あなたも、哀しい気持ちになったり腹立たしい気持ちになったら、まずはそんな自分の気持ちに気付き、受け入れ、味わい、そして適切な行動を取るよう心掛けましょう。

③ 運動習慣を持つことは大切です。あなたが運動習慣を持ってないようでは、あなたが寛容な人になることは困難です。よって、イライラして自分や他者に対して寛容になれないときは、努めて身体を動かすようにしていきましょう。そうすればあなたは、身体から余分なエネルギーが抜け、前向きで優しい気持ちになることが出来ます。

時間にゆとりを持った毎日を送ることは大切です。あなたが忙し過ぎる毎日を送り続け、ゆとりを失っているようでは、あなたが寛容な人になることは困難です。私はいつも、カウンセリングの予約を目いっぱい詰め込まないよう注意しています。そんなことをしたら、時間通りに来ないクライアントにイライラの気持ちを持ったり、時間になっても帰ろうとしないクライアントの焦りの気持ちを持ったりするようになってしまうからです。

自己肯定感をアップさせておくことは大切です。あなたが自己肯定感が低い人だと、あなたが寛容な人になることは困難です。心理学の世界では、自己肯定感が低いと、自分もしくは他人を攻撃しやすくなるという研究結果が出ています。自分を攻撃するクセを持っている人は、自己卑下に陥りやすく、他人を攻撃するクセを持っている人は、他人の欠点や過ちが許せず、他人を攻撃してしまいがちです。

遊び心を持つことは大切です。あなたが遊び心を持っていないと、あなたが寛容な人になることは困難です。遊び心さえ持っていれば、他人の過ちを笑って受け流すことが出来るようになります。遊び心さえ持っていれば、自分の失敗を「いいネタを仕入れた」と笑い飛ばすことが出来るようになります。

以上です。

ちなみに、自己肯定感をアップさせる方法は、山ほどあります。
① 自分自身を観察し、自分の長所を列挙する。
② 自分の成功体験を思い出す。← 大きなものでなくても結構です。
③ 自分自身に優しい言葉を投げ掛け、自分を親友のように扱う。
④ 他人から褒められたら、謙遜せず、お礼を言う。
⑤ 瞑想して、自分を取り巻く世界と一体感を味わう。
⑥ カウンセリングを受け、受容体験を持つ。
等々です。

私は、あなたが、自分にも他者にも寛容な人になることを祈っています。
お互いに協力して、争いのない穏やかで平和な世界を構築していきましょう。


というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。


      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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