【交野市】昔、河内磐船駅近くに交野線「磐船駅」があった──どこなのか推測してみた!
JR片町線と京阪交野線を乗り継ぐ機会がよくあります。JR河内磐船駅と京阪河内森駅の間は300m強。徒歩4〜5分なので、すごくしんどいというわけではないんですが、「もう少し近くにあれば」と思うこともあります。実はかつて、交野線には河内磐船駅の近くに「磐船駅」があったということを資料で知りました。一体どこにあったのか、推測してみました。
「日本鉄道旅行地図帳 10号 大阪」(新潮社)によると、「信貴電磐船駅」は1935(昭和10)年に開業。「信貴電」とは、交野線(枚方東口―私市間)を開業した信貴生駒電鉄の略称です。この駅はその後、1939(昭和14年)に信貴電から交野電鉄への路線譲渡により「交電磐船駅」、1945(昭和20)年に京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)と交電の合併により「京阪神磐船駅」へと名前が移り変わった後、1948(昭和23)に休止され、そのまま廃止されました。
では、この駅は一体どこにあったのか。上記資料によれば、旧枚方東口駅(現在の京阪枚方市駅)から京阪神磐船駅までの距離は5.8キロ。地図上の距離を測れるサイトで調べてみると、ちょうどJR片町線との交差部よりも若干私市駅側の地点でした。
1947(昭和22)年測量の2万5千分の1地形図(国土地理院発行)を見ると、両線が交差する地点より少しだけ私市側に「いわふね」という駅名表示がありました。これらのことから、地図で記された場所に京阪神磐船駅があったと筆者は推測しました。
実際に駅があったと見られる場所に行ってみました。
残念ながら、駅の痕跡をみつけることはできませんでしたが、JR河内磐船駅からの近さは実感できました。
仮に、今も京阪神磐船駅があれば、この界隈の様子はどうなっていたのでしょうか。撮影をしながら、少し想像してしまいました。
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