人見知りの子どもへの接し方!幼児教育講師おすすめのポイント8選
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『子どもの人見知りの対応方法』というテーマでお話しします。
前回、人見知りの原因と基本的な考え方についてお話させていただきました。
今回は、お子さんを安心させ、皆さんも少しでも安心して人見知り時期を乗り越えられるようにポイントをご紹介していきます。
【意識して欲しいポイント8選】
①大げさに動揺せず笑顔で対応する
人見知りをしている時期は「近付きたいけれど怖いという心の葛藤」をしている時期とも言われます。
その時に、自分が泣いたら慌ててバッと抱き抱えられたり、お母さんが焦って謝っている姿は子どもの怖いという印象を強めてしまう可能性があります。
ですから、笑顔で子どもと接し、相手の方にも笑顔で「すみません、ちょっと人見知りの時期で」と明るくおおらかに対応できると良いですね。
その時に意識して欲しいのは、「人見知りが激しくて」という言葉があまりお子さんに聞こえないように相手へ伝えるということです。
子どもは親が自分を周りの人にどう言っているかを実はちゃんと聞いていて、それを繰り返していると「自分は人見知りなんだ」というセルフイメージを作ってしまう場合もありますので少し注意が必要です。
②先にその人が誰かを紹介しておく
『初めて会う人がいきなり近づいてきて急に抱っこされる』これは結構子どもにとって怖いことです。
ですから、まずはお子さんに対して
「この人は〇〇さんっていうのよ。ママのお友達なのよ。」
と声がけしてあげ、なるべく安心できる環境を作ってあげると良いですね。
③人見知りの表現方法はみんな違う
まれに人見知りしない子もいますが、厳密にいうと人見知りをしていないのではなく、人見知りの表現方法が違うだけと言われます。「全く人見知りをしないよね!」と言われてる子でも、よく観察していると慣れていない人には背を向けたり、目をそらしたりという行動が見られます。
ですから、泣きわめく子はそうやって人見知りを表現してるだけで、それを他の方法で表現をしている子もいるというだけなのです。
「何であの子は全く人見知りしないのにうちの子はこんなにひどいの?」
「この子は何か問題があるのかな?」
「これまでの子育てが何か間違っていたのかな?」
と思い悩んでしまう方がいますが、ただの表現方法の違いであり気質と大きく関係しているものですので、他の子と比べて焦ったりする必要は全くありません!
もっと言えば、人見知りが激しく表現される子は、怖がりだけど、好奇心が強い子であることが多いです。その後に大きく花咲かせる好奇心を持ったパワーのある子だということですね。
④小さい頃にたくさん外出したり、人に会っているから人見知りをしないというわけではない
「小さいころからたくさんの人と触れ合える環境にいる方が人見知りしにくい」などと言われることもありますが、このような外的な要因は人見知りの時期の子どもにはさほど関係ないと考えられています。
そしてさらに、あまり外出せずに家にいたから、ママが内向的な性格だからなどといったことも関係ありません。子どもの人見知りは親のせいや環境のせいではないので安心してください。
⑤親が積極的に話す姿を見せる
子どもに安心感を与えるためには、怖がっている相手とまず親が楽しく関わっているところを見せることが大切です。
人見知りの時期の子どもを無理に色んな人に関わらせる必要はありません。その場にいるだけで十分です。
そこで無理に抱っこさせたりするよりも、まず親が楽しく会話しているところを見せていくと、自然と子どもから心を開いて話せるタイミングがきます。
⑥人がたくさん集まる場へは先に着くようにする
子どもは慣れない場所や、たくさん人がいる状況を怖く感じてしまうことがあります。
ですから、それを少しでも緩和するために、人が大勢集まるところに行く時はなるべく早めに着いて、後から来る人を迎えるようにしていくと人見知りが大きく出ずにその場に慣れていくことができます。
⑦マイナス言葉を言わない
人見知りの時期は、グズっている子どもに「いつまでそうしてるの!」「何でいつもそうなの!」とマイナスの言葉をかけてしまいがちですが、なるべくそういった言葉は控えてあげましょう。
人見知りは成長過程の1つですから子どもにとってどうしようもないことであり、子ども自身で意識してコントロールすることは難しいことが多いです。
そんなどうしようもない時期に、子どもを鼓舞しようという目的だったとしてもマイナスな言葉を言ってしまうと、唯一の安全基地であった親がそうではなくなってしまうため、子どもは心の行き場がなくなってしまいます。その結果不安が大きくなり、もっと泣きわめくような状況が起こってしまうのです。
ですから、『愛情を与えて親が安全基地になることで、人見知りを克服していく』という根本を忘れずに、できる限りできる範囲で良いので、一番の理解者になり受け入れてプラスの言葉をかけてあげる存在でいてあげてくださいね。
⑧ママと一緒で全然OK
人見知りの時期に公園などで遊んでいる時に「1人で遊んでおいで!」と子どもを他の子が遊んでいるところに置き去りにしてしまうのはおすすめできません。
この時期はまず「お母さんと一緒に行こうか」と言って、親と一緒に他の子が遊んでいる場で遊べるだけでもすごいことです。
「他の子は1人でお母さんと離れて遊んでいるのになぁ」と思うかもしれませんが、お子様のために不安が強いうちは一緒にいてあげてください。
そのうち自分で一歩を踏み出せる時がきます。
タイミングは人それぞれですので離れて1人で頑張れる時をゆっくりと待ちましょう。
【おわりに】
実を言うと私も子どもの頃はこれでもかと言うくらい人見知りをする子でした。
母に私の子どもの頃の話を聞くと、「いつも友達の輪に入れずに影から見ていて大変だった」と教えてくれました。
ですが今は人見知りを克服して人と話すことが大好きな自分です。
きっと皆さんのお子さんも、自分のタイミングで安心して自分を出せる場を見つけていくことができます。
今は大変だと思いますが、人見知り代表として、ぜひ気長に見守ってあげてほしいと思います!
いかがでしたでしょうか?
皆さんの子育てを応援しています!