子どもとの『今』がないがしろに!?将来後悔しないために大切にしてほしいこと!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『大切にしてほしい子育ての価値観』というテーマでお話しします。
最近今の自分の人生などを考えていた中でものすごく思ったことで、これはきっと子育ても全く一緒だと感じたので、教育者の目線で皆さんとシェアできたらと思っております。
【将来のことばかりに目が向いていませんか?】
最近、私は自分の人生を振り返ったり、反対にこれからどんな目標で生きて何をしていきたいのか、どんなことに力を入れていきたいのかということを結構な頻度で考えます。それはやはり人生にはビジョンが大事だと思うし、仕事もプライベートもひっくるめてこれまでとこれからと向き合う時間を大切だと感じているからです。
ですが、そんな中でふとすごく虚しくなることがあります。それはいつまでも未来のことばかり考えている自分に対してです。
・「未来のために今〇〇しよう」
・「将来こうなりたいから、今は頑張りどきだ!」
・「今我慢してこれをしておけばきっと将来豊かになる!」
そんなことばかり考えている自分に、すごく虚しくなる時があるんです。未来のための今になりすぎて、結局今を犠牲にしている感覚とでもいうのでしょうか。
皆さんはどうですか?私のように思うことはありますか?
今の私の気持ちはきっと親である皆さんも、そして子どもたちも同じだと思うんですよね。
もちろん子育ては子どもの将来のためにやっているという側面はあるので未来のためにと考えることが悪いわけではありません。
ですが、将来のことを考えすぎて今の子どもとの時間が『将来のための今』になりすぎていませんか?
【子どもは『今』を生きている】
子育て本や私のような教育系動画、周りのママ友の子育てなどを見て、今色々とやっておかないとマズい!と思う気持ちもわかります。というかそんな情報を発信している私が言うのは矛盾していますし、焦らせてしまって申し訳ないのですが、ぜひ『今』も大切にしてほしいと最近すごく思うんです。
・「これをやっておいたら子どもの後の学力に繋がりそう」
・「これはあまり知育的には意味がないからやらないで、こっちを子どもに勧めてみよう」
そんな将来のために今どんな選択をするかみたいな発想ばかりになるのではなく、シンプルに今の時間を子ども楽しんでほしい。
- 時間を忘れて子どもと遊ぶ
- 家族でただただ楽しくお話をする
- 子どもを抱っこしながらのんびりと過ごす
お子さんの年齢に合わせて、何でも良いと思います。
これはよく私がお伝えしていることですが、子どもは未来のための今を過ごしているのではなく、今のために今を生きています。つまり、子どもにとっては今が全てなんです。
子どもは純粋に、今お父さんお母さんと楽しい時間を過ごしたいと思っているし、今一番面白いと思っていることをたくさんしたいと思っているし、パパママとたわいもない話をたくさんしたいと思っています。
そこには未来のためにとか、将来こんな力が育まれるとか、僕の夢に向かうにはこれが必要なんて考えはありません。
皆さんがお子さんと一緒に過ごせるのは大体平均して18〜20歳くらいまでの約20年間だと思います。子どもにとっては0歳〜20歳までの20年間。
皆さんにとっては妊娠出産をされてからの20年間。どちらもこの20年間は親子で過ごせる唯一の時間であり、後からちょっと物足りなかったからもう一度過ごす。ということができるわけではありません。
ですから、将来のことを考えて色んなことをするのをやめてくださいということではなく、そればかりになりすぎないでほしい。ということを私は言いたいのです。
子どもを授かってから、きっと多くの方が「この子を将来立派に育ててあげられるのだろうか」「ちゃんと一人前の人生を歩ませてあげられるのだろうか」という重圧を抱えていることと思います。その重圧があるから、子どものために親ができることを必死で考え、私の記事も読んでくださっているのだと思います。
そのお気持ち本当に素晴らしいと思います。そのサポートをこれからも私はしていきたいです。
ですが、その中でもぜひ考えていただきたいのは『皆さんの人生も今も進んでいる』ということです。
多くの方の頭の中では「子どものために子どものために」という愛ある思考が巡らされていることと思います。でも、皆さんの人生も間違いなく現在進行形で進んでいて、今この瞬間もいつかは思い出になります。
そして、いつか親子で「あの時こんなことをしたよね!」「この時〇〇ちゃんは〇〇だったのよ!」「あの時は本当に大変だったんだよー!」「僕はあれがすごく楽しかったな!」などと家族で振り返る時がきます。
その時にどんな思い出が残っていてほしいでしょうか。
きっとその時に思い出すのは『将来のためにと考えて過ごした時間ではなく、何も考えず家族で楽しんだ時間』だと思います。
親の人生も子どもの将来のためにあるのではありません。
- 家族で過ごしている時間
- 親子で過ごしている時間
- ご夫婦で過ごしている時間
- 自分のために過ごしている時間
どれも紛れもなく皆さんの人生です。
ちょっとおこがましいかもしれませんが、ぜひ皆さんも子どもと共に今を生きてほしいと思います。私も今を生きることを大切にします。
将来のことばかり考えて今を合理的に生きるなんて虚しすぎます。今の私の考え方でずっと仕事をしていると60歳になった時に本当に後悔すると自分自身思います。
将来楽しくなるために今を考えるのではなく、今楽しく生きていけるためにどうするかという発想を私も大切にしたいと思います。
これが私が今回お伝えしたかったことなのですが、これで終わりだと、ただただ勉強や知育なんてしないでOK!みたいな偏った楽天的な話になってしまうので、後編ではさらに深掘って、もう少し私の考えをお話したいと思います。
楽しみにお待ちください!