子どもの人見知りの原因は?この時期に大切な親の関わり方を幼児教育講師が解説!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『子どもの人見知りの対応方法』というテーマでお話しします。
幼少期の人見知りに手をやいてしまい、悩んでいる方の少しの参考になれば嬉しいです。
【人見知りはなぜ起こるのか?】
生後4ヶ月くらいまで赤ちゃんは、まだお母さんと他の人との顔の違いをしっかりと認識はできないため多くの子は人見知りをしません。
ですが、早い子で生後5ヶ月くらいから他者とお母さんの違いが分かってきます。それにより、母親以外の見知らぬ人が近づいたり、他の人に抱っこをされると泣いたり嫌がったりします。
その後大体2歳くらいまで続きますが、徐々に母親以外の大人も「自分を可愛がってくれる」ことが分かると、母親の存在を確認しながら、お母さん以外の人が近づいても泣いて嫌がることが少しずつ減っていきます。
そして3歳頃を過ぎて、さらにお母さんとの愛着形成と信頼関係の構築ができてくると、お母さんやお父さんの存在が安全基地となり、親の姿がなくても幼稚園や保育園で楽しく長時間過ごすことが出来るようにもなります。
つまりなぜ人見知りが起きるかというと、子どもが人を見分けられるようになったからであり、これは紛れもなく『成長の証』なのです。子どもの人見知り自体は手を焼くことではありますが、喜んで良いことなわけですね。
【人見知り時期に土台となる考え方】
まずは根本的に考えなくてはいけないのは次の2つ
①愛着の形成で親が安全基地になること
これは、子どもにたくさん愛情を与えて、親が子どもにとって安心できる場所になるということです。
子どもが人見知りから徐々に外の世界に怖がらずに出ていくことができるようになるには、お母さんお父さんという絶対的に自分を守ってくれる存在を確信できることが必要です。その存在があることで、子どもは頑張れるのです。
もちろんそれが場合によってはおじいちゃんおばあちゃんかもしれませんし、ご家庭の環境によりますが、その子どもを養育していく一番近くの人がまずはたくさん愛情を与えてあげましょう。
詳しい愛情の与え方はこちらの記事で解説しています。
②人とのコミュニケーション機会をなるべく減らさないこと
人見知りの時期は、「泣いたらどうしよう」「迷惑をかけたらどうしよう」と人前に連れていくことに慎重になってしまいますよね。本当に大変な時期ですからお気持ちよくわかります。
ですが、子どもの成長の面から考えると無理のない範囲で良いのでなるべく気にせずに人と触れる機会を作ってあげてほしいなと思います。
人見知りを抜けていくための一番の方法は愛情を与えることですが、長期的にみてコミュニケーションの練習をしていくための場慣れをさせていくのもやはり大事です。
たくさんの人から声をかけてもらった経験やそれに少しでも応えようとした経験、馴染めなくてもその場にいた経験は、後のコミュニケーション力に繋がっていきます。
いかがでしたでしょうか?
今回は人見知りの原因と基本的な考え方についてお話させていただきました。
次回後編では、人見知りの時期のお子さんを安心させ、皆さんも少しでも安心してその時期を乗り越えられるように、ポイントをご紹介していきます。お楽しみに!