【体験談】先輩ママから聞いた!手放したら楽になった子育ての考え方8選!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『手放す子育て』というテーマでお話しします。
子育てについて学んだり情報収集をすればするほど、やらなくてはいけないタスクや心がけなくてはいけないことが増えていきます。ですが、
それらを全部できるでしょうか?そんなの無理ですよね。
子育てについて学んでいった先には、その中から本当に大切なことは何か?という自分軸を作り、それ以外を少しずつ手放していくということが必要だと私は思うんです。
そこで、以前行った私のやっているYouTubeライブでシェアしていただいた内容を元に8つの『手放す体験』をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
【前もって綿密な計画を立ててそれをきっちり実行することを手放した】
ご自身が用意周到に準備して分単位で計画を立てるという癖があるAさん。
お子さんが生まれてからもそれを手放せずに自己嫌悪になっていた時期があったそうです。ですが、今は臨機応変に取捨選択して「その時その時でベストを尽くせばそれでよし!」と考えられているそうで、良かったとおっしゃっています。
皆さんご存知の通り、子どもは絶対に大人の思い通りには動きません。自分の意志があり、自分の興味があり、大人と違った子どもの時間が流れています。
確かに大人の思う通りに動いてもらわないと困るときもありますし、そうやって自分都合だけではなく、周りに合わせることから社会性が育つという面もあるので、自由と協調はバランスだと思いますが、少なくとも『大人の過度な計画』は結果親子ともに苦しんでしまうこともありますよね。
【子どもとの企画や遊びについて完結を目指すことを手放した】
Bさんは子どもとの企画や遊びの中で大人が思い描いてしまうゴールを手放すと過程を楽しむ子どもの姿がキラキラして見えてきたような気がする!とおっしゃっていました。
大人はどうしても子どもの色んなことにゴールを作ってしまいます。
- パズルはピースを全て埋めることがゴール
- レゴは見本通りに作ることがゴール
- 絵は描き終えることがゴール
- 工作は作ろうと思ったものを完成させることがゴール
- おもちゃは正しい使い方で楽しむことがゴール
もちろんそれらのゴールは1つのあり方として正しいとは思いますが、子どもはもっと広い視野で柔軟に物事を見ています。大人が思うゴールも選択肢の1つでしかなくて、必ずしもそこを目指したいとは思っていないものです。
そう考えて大人が思い描くゴールを手放していくと自由に色んな方向に向かっていく子どもの姿を楽しめますし、過程や取り組み方への余計な手出し口出しも減っていくと思います。
子どもも自由に楽しめて成長できるし、親も楽になる!そんな良い手放しだと思います!
【休みの日にお出かけすることを手放した】
Cさんは「お休みの日にお出かけしなきゃ!」と漠然と思って頑張ってきたことを手放したことによって、親の負担だけではなく子どもも実は毎回のお出かけを負担に思っていたことにも気づけたとおっしゃっていました。
もちろんお出かけをする日もあるそうですが、家で一日中いる日を作ることできっとみんなで良いバランスが取れたのではないかと思います。
確かに子どもがいると何となく休みの日は何かしないといけない!と思ってしまいがちですが、そんなに毎回アクティブに動いて何か新たな体験なんてことは大変ですよね。
それに家に居たからってマイナスでしょうか?僕はそう思いません。
家だからできる親子の関わりもあるでしょうし、ゆっくりした時間を過ごすことが子どもには実は大きな良い影響があることもよくお話しさせていただいています。
そういった意味でも、休みの日に無理しすぎないことは妥協ではなく最善だと私は思います。
【なんでやらないの?を手放した】
Dさんは幼稚園などで周りと同じことをしない子ども、例えばみんなやっている体操をしないなどといった子どもの姿に対して「やる理由がわからない。できない。のではなく、あえてやらないという選択をしているお子さんの考えに気づいた」そうです。
子どもなりに全てに理由があるんだなと感じ、なんでも周りと同じにさせることを第一に考えることを手放したそうです。
子どもには色んなタイプの子がいますが、周りの当たり前に対して疑問を持つ子も多いです。その姿を表面的に見ると協調性のない子に見えてしまうのですが、この方のようにもう少し深い部分を見てみると、しっかりと自分の考えを持っていたり、子どもなりの理由があったりします。
もちろん日本で生きていれば協調性を持って何かをしないといけないときもあります。そういった練習なども少しずつしていくことは大切ですが、子どもの特性を無視して端っから「同じことをやらないといけない!同じことをしないのはわがままだ!」なんて決めつけていたら、どんな声かけやサポートも上手くいきませんよね。
【子どもが集中している姿はこれ!を手放した】
Eさんは、子どもがパズルやブロックで遊ぶ時に、立ったり座ったり、あちこちキョロキョロしたりする姿を見て落ち着きがないなと思っていたのを、そうではなく集中している証拠だと知り、お子さんの姿の見え方がガラッと変わったそうです。
他にも勉強において机に向かって正しい姿勢で勉強することがベストだとは限らない。立ち歩いたり、回転するイスでクルクル周りながら暗記したり考えたりする方が集中できる子もいることを知ってこれも衝撃を受けたそうです。
そこから子どもが集中している姿はこれ!という思い込みを手放すように意識されてきたそうで、これには私も完全に同意です。
私も色んな子どもたちの学びのサポートをしてきましたが、集中の仕方って本当に人それぞれなんですよね。僕は結構歩きながらだと集中できるタイプなのですが妻は歩きながらなんて絶対できない!というタイプでいつも意見が合いません!笑
でもそれが自然なことだと思うんですよね。一人ひとりに合った方法で集中して取り組んでいけばいいと思うんです。
【子どもが寝るまでスマホはいじらないを手放した】
この方は「子どもが寝るまでスマホはいじらない」と決めていたのを手放したことによって、これまでずっとマンツーマンで遊んでいた日々の中に、ある意味での放任主義を取り入れることができ、楽になった!とおっしゃっていました。
もちろんこれも価値観ですから何が正解?という話ではありませんが、この方の心が楽になった手放しなのであれば、この方のご家庭にとって必ず良い影響がある手放しだと僕は思います。
確かに子どもの前でスマホを触らないことは良いことかもしれません。ですが、それは一面しか見えていませんよね。その裏にある親の辛さ、あるいは子どもを良い意味で放任することによって、子どもの自立の機会が生まれるかもしれない。
そういったことを見落としてただ単に「スマホは見てはいけない」と極端に考えすぎるのは良くないと思います。
状況はご家庭によって違いますし100か0の話ではありませんが、手放すことによって様々な家族にとってのメリットがあるなら大切な手放しではないでしょうか。
【親が子に教えないといけないを手放した】
親が子どもに全部教えなくて良いんです。子どもは自ら学んでいく力を持っていますし、むしろ子どもから教えてもらうことも多い。さらに親が知らないなら一緒に調べればいいし、親が知らないことを教えているときの子どもは本当に自信に満ち溢れている。
そういう意味でも、親は子どもを教える人ではなくても良いんですよね。手放すことで得られるものは多そうだなと思う手放しです!
【親はお手本でいないといけないを手放した】
この“お手本でいないといけない“を手放すことは、まさに僕がこのYouTubeチャンネルで合言葉として使っている『できる限りできる範囲で』という言葉ど真ん中の手放しだと思っています。
親も人間。完璧な人なんていない。でもその完璧じゃないことが実は子どもに色んな良い影響を与えている。僕はそう考えています。
親はお手本でいないといけないということの手放しはポジティブな手放しなんです!ちなみにそれについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
これらの手放しはあくまで選択肢。
私が今回の話を通じて伝えたかったのは「自分はどんなことを手放していくと良いかな?」と考えるきっかけにしてほしいということです。
何もかも抱えすぎている方は、少しだけで良いので『手放す』ということについて考えてみてくださいね。
皆さんの子育てを応援しています!