【幼児教育講師が教える】イヤイヤ期の子どもへの対応方法〜前編〜
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『イヤイヤ期の対応』というテーマについてお話しします。
【イヤイヤ期は成長の証】
まず大前提ですが、イヤイヤ期は『成長にとって必要な過程』です。
言い換えると、イヤイヤ期が来るということは『子どもが成長している証』でもあります。
なので本来は喜んで良いことなんですよね。
そして、イヤイヤ期は長くて大体半年〜1年くらいで少しずつ収まっていくので反対に考えると今しかない子どもの姿であり「順調に成長してるな!」と思いながら「はいキタキター!」と特別なこの時期の子どもの姿を楽しんであげてほしいなというのがまず私の想いです。
とはいえ、イヤイヤ期の子どもって本当にすごい執着と体力で参ってしまいますよね。
洋服でも本でもおやつでも、自分の思った通りでないととにかく「イヤ」の一点張り。
「どこどこに行きたい!」と永遠に引き下がらず言い続ける。
一旦イヤイヤのスイッチが入ると手がつけられなくて、いくらなだめても効果なし。
挙げ句の果てには地面にベターっと寝転がって「ヤダヤダー!」と泣き叫び、歩きたくないときは靴をポイ!
イヤイヤ期の子どものパワーには脱帽です。
そんなイヤイヤ期を“早く終わらせる方法”なんていうのを解説できたら、皆さんの悩みは一発で解消なんでしょうけど、残念ながら私はそのようなノウハウは持ち合わせていません!
ですが、1つ大事な心構えがあるかなとは思っています。
【ずっと寄り添ってあげなくても大丈夫!】
それは
「親ができることをやってもダメだったら潔く諦める」
ということです。
後編では、イヤイヤ期の親の作戦のようななこともお話しさせていただきますが、それらをやってもダメだったらもうしょうがないです。
親だって日々忙しいですし、全部子どもの要求に耳を傾けてずっと寄り添っていたら日が暮れてしまいます。
なので、
- 親の時間がなくもう対応ができない!
- これ以上付き合っていたら親の怒りがマックスになってしまいそう!
と感じたら、対応を思い切ってやめましょう!
もしそこが家の中とかで泣いていても別に何も困らないという状況であれば、自由に泣かせておいてあげましょう。
子どもはその内自分のタイミングで泣くのをやめて切り替えるときがきます。
外で「おかし買ってほしい!」とごねて寝そべっているのであれば、泣いていても気にせずに抱き抱えて移動しましょう。
自宅に連れ帰っても良いでしょうし、公園とかに連れていくとこの時期の子どもは他に気になるものがあれば、さっきのイヤイヤなんか忘れてケロッと切り替わってしまうこともありますよね。
ですから、何をやってもダメだと感じたらその場での対応を諦めて、
自由に泣かせておくか抱き抱えて場所を変える
そんな方法を潔くとってしまう方が親子ともに楽かなと思います。
対応するときのポイント
ちなみに、そのときのポイントが1つだけあります。
それはできるだけ平然に感情を入れずにサラッと対応するということです。
怒りながら「もう良い加減にしなさい!」なんて言いながら子どもを連れていくとやはり子どもも恐怖を感じてしまうかもしれません。
そうではなく
「はいはい、わかったわかった!おかし買いたかったのね!おかし美味しいもんねー!気持ちわかるよ!」
などと普通に言いながら、連れていきます。
そうすると子どもはゴネてもしょうがないことを理解すると同時に、こんな状態の自分に対して普通に接してくれる親に泣き喚きながらも、実は安心感を感じることができるんです。
子どもにいつまでも寄り添って対応できたらそれは素晴らしいのですが、できないときもあって当然ですから、そんなときは自分を許して今のような対応もしてみてくださいね!
いかがでしたでしょうか?
イヤイヤ期は言わば台風みたいなものです。
台風が来たからといって「何とか台風を止めないと!」と台風に向かっていったりしませんよね?
長くて停滞する台風なので本当に大変だとは思いますが、お子さんの成長を楽しみながら通り過ぎていくのを待ってあげてほしいなと思います。
後編では、子どもがイヤイヤ!という状態のときの具体的な対応方法についてご紹介します。
皆さんの子育てを応援しています!