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【藤沢市】知っていると安心。江ノ島で100円のお土産を探すなら『扇屋』の「消難まんじゅう」

ころんころライター(藤沢市)

今年4月、江ノ電愛が詰まった「江ノ電もなか」をご紹介した、江ノ島の老舗和菓子店『和菓子司 扇屋』(以下、扇屋)
(参考記事:【藤沢市】開けてびっくり食べて美味。江ノ島銘菓に隠された、どこまでも続く江ノ電愛と絶品もなか

今日は、ぜひ覚えておきたい『扇屋』の「消難まんじゅう(しょうなんまんじゅう/1個100円)」をご紹介します。

『扇屋』の目の前に建つ『龍口寺』。そのお寺でコロナ禍前まで開催されていた、寺フェス「龍口テラス」用にと作られたのが「消難まんじゅう」です(ということは、創業200年以上続く『扇屋』の商品としてはかなり新しいものと言えますよね)。店主の杉並さんは「お客様にとても好評だったので、今では通年販売しています」と話します。

「消難まんじゅう」
「消難まんじゅう」

「湘南」と掛け合わせて名付けられた「消難まんじゅう」は、皮に黒胡麻がたっぷりと練り込まれています。この黒胡麻は、日蓮聖人の「龍ノ口法難」に登場する「ぼたもち」に由来するもの(参考外部リンク:龍口寺 龍ノ口法難)。地面に落ちた「ぼたもち」(砂が付いたようす)を表現しています。また皮に押されている焼き印は、日蓮宗の寺紋である「井桁に橘」です。

そして気になる中身は…

こっくりとした粒あんがたっぷり。体に優しく溶け込んでいくような、素朴な甘みが特徴です。全体的にしっかりしたおまんじゅうなので、小ぶりながら食べ応えを感じます(2個も食べたので「消難」効果に期待大。笑)。

こんなご時世なのもあり、食べるとホッと安心する「消難まんじゅう」。1個100円というお手頃価格、そして歴史やストーリーも話のネタになるので、江ノ島観光のお土産としてもおすすめです。ぜひ覚えておいてくださいね。

◇『扇屋』の秋の和菓子情報◇
毎年9月11日~9月13日まで行われる『龍口寺』の大法要「龍口寺法難会」。その期間にあわせ「難よけぼたもち」の販売を予定しています(種類は4種類。こしあん、つぶあん、きなこ、胡麻)。また、秋のお彼岸には「おはぎ(こしあん、つぶあん、きなこ、胡麻、お茶)」を用意。ほかにもかぼちゃを使ったハロウィン仕立ての外郎(ういろう)の和菓子などを予定しています。

基本情報
店名:和菓子司 扇屋
住所:藤沢市片瀬海岸1-6-7
アクセス:江ノ島電鉄「江ノ島駅」より徒歩3分
電話:0466-22-3430
駐車場:無し(近隣の有料駐車場をご利用ください)
※詳細は『和菓子司 扇屋』へお問い合わせください。

取材協力 和菓子司 扇屋 杉並 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所超え。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※毎週日曜の20時10分に、LINEを通じて1週間分の記事を「まとめてお届け (ダイジェスト配信)」しています。友だち追加すると、藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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