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背中が曲がるとどんな病気につながる?『円背(えんぱい)』【きっと将来役に立つ介護の言葉】

↓YouTubeでは、音声付きの漫画を見られます。

円背(えんぱい)とは、背中や腰が大きく曲がり、固まっている状態のことです。

円背になると、立っていても首が前に出たり、骨盤が傾いたり、股関節や、膝の関節が曲がってしまうこともあります。

歩行がしづらいために転倒したり、内臓が圧迫されて食欲が落ちたり、姿勢が悪いことから誤嚥しやすくなったりします。

また、気管が圧迫されて、呼吸が苦しくなることもあります。

そうなると、自然と運動量が減るので、筋力低下につながります。

筋力が低下すると、さらに円背が進む…といった悪循環に陥ってしまいますね。

背中が丸くなると、背骨が頭の重みに耐えられず、背骨の圧迫骨折を起こすことがあります。

円背を予防、改善するために、背筋を鍛える運動を積極的に行ったり、意識してカルシウムを摂取するなどの生活習慣を心がけていきたいですね。

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介護福祉士として通所介護(老人デイサービスセンター)や訪問介護(ホームヘルパー)の現場で働いてきました。研究会での発表や、学術誌へのケースレポートの投稿なども積極的に行なっています。また、子どもの頃から好きだった漫画やイラストを描くことで、認知症の知識や介護のコツをわかりやすく伝えることを心がけています。

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