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秋は太りやすい?意外と知らない秋太りの本当の原因と予防・ダイエットのためにできること

お天気ママ料理研究家&気象予報士

こんにちは。気象予報士&食養生アドバイザーのお天気ママです。

「食欲の秋」と言われるように、秋は体重増加に注意が必要な季節です。そこで今回は、意外と知られていない秋太りの本当の原因と予防・ダイエットのための対策を紹介します。

①秋は基礎代謝が低い

人間が1日で消費するエネルギーは、心臓の拍動など生命維持に利用される「基礎代謝」、歩くなどの活動で消費される「活動代謝」、「食事誘発性熱産生」の3つです。このうち基礎代謝は年間の変動があり、体内で積極的に熱を作る必要のない暑い時期は5~10%も低い傾向があることがわかっています。基礎代謝の変動は気温変化から少し遅れるため、一番暑い夏ではなく、秋の始めが最も低くなっています。
成人男性の基礎代謝は、1500kcal/日になるので、1日あたり75~150Kcalも秋の始まりは低く余剰になり、その分だけ体重が増えてしまうのです。これが秋太りの意外と知られていない本当の原因の1つです。

②秋の食材はカロリーが高い

栗やサツマイモなど、秋は糖度が高くカロリーの高い食材が旬を迎えます。とくに栗に関しては、ごはんと同じくらいあるので、栗ご飯やモンブランなどは注意が必要です。さらに脂がのって美味しい秋刀魚もカロリーが高く、1尾でごはんの2倍くらいあるので、食べすぎには注意です。

③暑さが落ち着くと食欲が増進する

暑い時期は、胃腸の働きが落ちて食べる量も少ないのですが、秋になると胃腸の働きが活発になり、食欲もわいて食べる量も多くなっています。同じように食べているつもりでも、知らず知らずのうちに摂取カロリーが多くなっているので注意が必要です。

秋太りを防ぐためにできること

①基礎代謝をあげる

基礎代謝は、筋肉の割合が多いほど、ふだんから運動しているほど高い傾向があります。筋肉の70%は下半身にあるため、下半身を鍛えるほど基礎代謝が上がります。1駅分歩いたり、駅ではエスカレーターを使わずに階段を利用したりするなど、下半身を意識的に動かしましょう。空いた時間にスクワットをするのもおすすめです。

②秋の味覚は量を調整

栗やサツマイモなど秋の味覚は楽しみつつ、量を調整すると、摂取カロリーを抑えることができます。量を控えて、秋太りを防いでくださいね。

③食事の前に1杯のお水で摂取カロリーをセーブ

食欲をおさえるのは辛いですが、食事の前に1杯のお水や白湯を飲むと、少量でも満腹感が高まります。またよく噛んで顎を動かすと、少量でも満腹感を得ることができます。食べたい気持ちは満たしつつ、摂取カロリーをセーブするように心がけましょう。

まとめ

秋太りの原因は、①基礎代謝が低い事、②秋の味覚はカロリーが高い事、③秋は食欲が増進している事などが原因です。紹介した対策を心がけて、秋を楽しんでくださいね。

料理研究家&気象予報士

せっかちな性格と気象・薬膳の知識を生かして、時短簡単で体にいいレシピや裏ワザを紹介しています。 現在、2児の子育て中の有職主婦。 すぐに作れる副菜や簡単すぎる麺類の料理が得意です。 熱中症予防・夏バテ予防、冷え性の改善、花粉症の軽減など、 季節病・気象病のレシピも随時紹介しています。 ■有資格 気象予報士 健康気象アドバイザー 国際中医薬膳師 食生活指導士®2級

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