「じゃが芋は写真のように茹でないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です!
サラダ〜煮物、揚げ物まで幅広い料理に使えるじゃが芋。
一年中食べることのできるじゃが芋は、茹でて調理することもあると思いますが、実は写真のように茹でるのはNGです。
今回は栄養士が「じゃが芋を写真のように茹でるのがNGな理由」を詳しく解説していくのでぜひ最後までご覧ください。
今回の目次
1 じゃが芋の栄養
2 選び方・保存方法
3 じゃが芋を写真のように茹でるのがNGな理由
4 レンジで簡単!じゃが芋の蒸し方
5 最後に
1.じゃが芋の栄養
炭水化物が主ですが、栄養価も高くフランスでは「畑のりんご」とも呼ばれています。
ビタミンCが比較的多く含まれており、風邪予防や美肌効果が期待されます。また、じゃが芋のビタミンCはデンプンに保護されているので加熱しても失われにくいのが特徴です。
2.選び方・保存方法
【選び方】
・皮が緑色に変色していないもの
・皮が薄くなめらかで傷がないもの
男爵…ホクホク系の代表で煮崩れしやすいのが特徴です。じゃがバターやコロッケなどに向いています。
メークイン…ねっとり系の代表で煮崩れしにくいのが特徴です。肉じゃがやカレーなどの煮物に向いています。
【保存方法】
新聞紙や紙袋に包んで風通しの良い冷暗所で保存する。
*光に当たると皮が緑色に変色し、有害物質のソラニンが発生するので注意
*りんごを一緒に入れて保存すると芽が出にくくなるのおすすめ!
3.じゃが芋を写真のように茹でるのがNGな理由
お待たせしました!「じゃが芋を写真のように茹でるのがNGな理由」を詳しく解説していきます。
その理由は2つです。
①皮ごと茹でていないから
②小さく切りすぎているから
じゃが芋はよく洗い、芽を取ってから皮ごと茹でるのが正しい茹で方です。
【正しい茹で方】
熱が芯まで伝わりにくいじゃが芋ですが、皮付きのまま水から茹でることで熱が均一に通り綺麗に茹で上がります。
また、小さく切りすぎてしまうと、切り口から栄養成分が流出しやすくなるので避けた方がよいでしょう!
ただし、茹でることで栄養成分の流失は避けられないので、栄養を重視したい方はじゃが芋を電子レンジで蒸す調理法がおすすめです。
4では「レンジで簡単!じゃが芋の蒸し方」を解説していきます。
4.レンジで簡単!じゃが芋の蒸し方
①じゃが芋はよく洗い、芽を取ったら、皮の部分に包丁の刃を当ててぐるりと一周切れ目を入れます。
②濡らしたキッチンペーパー(2枚)を①のじゃが芋に包みふんわりとラップをします。
③耐熱皿にのせて、電子レンジ(500w)で2分加熱し、裏返して更に2分加熱します。
爪楊枝を指しスムーズに通るまで加熱しましょう。
(じゃが芋の加熱時間はレンジの種類や大きさによっても異なります。今回のじゃが芋の大きさは100gでした)
④粗熱が取れたら、じゃが芋を両手で持ち、親指で皮の切れ目を左右に開くように押すと、皮が綺麗に剥けます。
※じゃがいもは熱いので火傷に注意が必要です。キッチンペーパーなどを使って剥くのもおすすめです。
5.最後に
いかがだったでしょうか?
じゃが芋は皮を剥かずに茹でることで、熱が均一に通り綺麗に茹で上がります。
じゃがいもを料理に使う際はぜひ参考にしてみてくださいね。
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