絶対に食べておかねばならない 新宿小滝橋通りのラーメン「定番」3軒
都内屈指のラーメン激戦区「新宿小滝橋通り」へ
あらゆるラーメンが集まる街、東京。その中でも屈指のラーメン激戦区が新宿の「小滝橋通り」だ。新宿大ガードから高田馬場に至る全長約2kmの通り沿いには、数多くの人気ラーメン店が軒を連ねている。地元のオフィスワーカーや学生、住民はもちろん、最近では日本のラーメンを求めるインバウンド客も少なくない。
醤油、味噌、塩、豚骨、つけ麺など、あらゆるラーメンが揃う「ラーメン街道」で、絶対に食べておくべき店はどこなのか。小滝橋通りに数あるラーメン店の中から、「基本編」に続く3軒を実食して厳選した。いずれも東京でラーメンを食べ歩く上で、欠かすことの出来ない基本中の基本とも言える店ばかりだ。
パワフルな豚骨ラーメン『龍の家 新宿小滝橋通り店』(2009年開業)
1999年に福岡県久留米市で創業以来、県内外に10店舗を展開する人気店が『ラーメン龍の家』(上津店:福岡県久留米市上津1-2-1)。創業10年目となる2009年に東京進出を果たした店が『龍の家 新宿小滝橋通り店』(東京都新宿区西新宿7-4-5)だ。久留米同様に豚骨ラーメンが看板メニューだが、インバウンド客を中心につけ麺の人気も高い店だ。
豚頭骨だけを強火で炊き上げた豚骨スープは、パワフルで存在感あふれる味わい。オリジナル配合による極細ストレート麺は久留米から届けられる自家製麺。シンプルな「純味」の他にも、背脂などがプラスされた「こく味」や辛味ダレによる「スパイスとんこつ」などバリエーションも豊富に揃っており、自分好みの豚骨ラーメンを楽しむことが出来る。
伝説の豚骨ラーメンが復活『なんでんかんでん 西新宿店』(2021年開業)
世田谷区羽根木、環状7号線沿いに1987年オープン。都内でいち早く本格的な博多豚骨ラーメンを出す店として人気を博し、連日連夜大行列を生んだ伝説のラーメン店『なんでんかんでん』。惜しまれつつ2012年に閉店してしまったが、2018年に高円寺で劇的復活。その後、紆余曲折を経て2021年に新たなスタートを切ったのが『なんでんかんでん 西新宿店』(東京都新宿区西新宿7-9-15)だ。
大量の豚骨を炊き上げた自慢のスープは、時代に合わせてパワフルかつ臭みのないクリーミーな味わいへとシフト。低加水のザクっとした食感の細ストレート麺は硬めに茹で上げる。『なんでんかんでん』から始まった白い文字が描かれたメッセージ海苔も健在。味付卵やうずら卵がドサっと乗る「たまごバカ」など、ユニークなトッピング類も豊富に揃う。
どこか懐かしい中華そば『新宿小滝橋 クマちゃんラーメン』(2023年創業)
赤いテント地の屋根に白い暖簾。どことなく昭和の面影を感じさせる新店が『新宿小滝橋 クマちゃんラーメン』(東京都新宿区西新宿7-5-6)。ここ数年、都内に「ちゃん系」と括られるラーメン店が増殖中だが、こちらは『ひろちゃんラーメン!』として2020年に開業。2023年7月に高円寺『ともちんラーメン』の姉妹店としてリニューアルした店だ。
懐かしい店の雰囲気同様に、出てくるラーメンもどこか懐かしさが感じられるネオノスタルジックな中華そば。スッキリとした味わいの清湯醤油スープはグビグビと飲み干せてしまいそう。目の前で切りたてのチャーシューがたっぷりと乗るビジュアルはチャーシュー麺と見間違えてしまうほど。もちもちとした瑞々しい平打ち太麺は啜っていて食感が楽しい。
今回ご紹介した3軒は、いずれも行列が出来る人気店ばかりなので時間の余裕を持って訪問して欲しい。色々なジャンルのラーメンを食べ比べることで、ラーメンをもっと奥深く楽しむことが出来る。小滝橋通りにはまだまだ美味しいラーメン店がたくさんあるので、ぜひ自分好みのラーメンを見つけに出かけて欲しい。
※写真は筆者によるものです。
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