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【池袋】「プリン×スコーン」の最強スイーツ!世界トップバリスタのコーヒーも楽しめる和風旅館併設カフェ

なかくきくみこカフェライター

カフェライターなかくき くみこが実際に訪れた1,500軒以上のカフェのなかから、大人が心から満足できるような魅力的なカフェを紹介する連載「大人のための東京カフェ案内」。第12回目は、創業71年の純和風旅館の中にあるカフェを紹介します。

池袋にある老舗旅館の一角にカフェがオープン

JR池袋駅西口から徒歩4分ほどの場所にあるのは、外国人観光客たちから長く愛されてきた「貴美旅館」。昭和27年の創業時は学生向けの下宿としてスタートしましたが、若き日にバックパックで世界一周の旅をした二代目館主の湊 貴三郎さんにより外国人観光客向けの旅館に転向。世界各国のガイドブックなどにも掲載され、連日多くのゲストが宿泊しています。

今回ご紹介するカフェは、2021年に貴美旅館の一角にオープンした「Kimi Natural 73+cafe」。貴美旅館の玄関でスリッパに履き替え、歴史を感じる暖簾や季節の生花、掛け軸などを横目に廊下を進んでいくと、カフェの注文カウンターに辿り着きます。

カフェは宿泊者以外も利用可能で、コーヒーを飲む外国人観光客やひとり静かに本を読む女性、スイーツ目当てに訪れた若いカップルなど、幅広い層のお客さんたちの姿が。

イートインスペースは、注文カウンターそばに設けられた掘りごたつの席と、13席あるテーブル席の部屋を用意。また、二名以上でかつ11時〜14時の時間帯であれば、5つの個室も利用可能です。

個室は人気のため、利用したい場合は事前予約がオススメ(電話または店の公式インスタグラムにて受付。一名につき1フード1ドリンクの注文必須)。

甘味、塩味、苦味のコラボ!手が止まらなくなるプリンスコーンサンド

こちらは、天然酵母の豆乳スコーンに自家製プリンを挟んだ「プリンスコーンサンド」(930円)。私が初めてこの商品を見た時は、そのインパクトのある見た目から「映え狙い…?」とちょっとうがった見方をしてしまったのですが、これがもう食べてみてビックリ! とっても美味しいのです。

こちらのプリンは、湊さんがかつて営んでいたフランス料理店「シェ・キーボー」で人気のあったレシピを元に、クリームチーズを入れアレンジしたもの。風味豊かなバスチャライズド製法の牛乳や奄美諸島産のきび糖を使用しています。スコーンにはカラメルを少し染み込ませており、カラメルのほろ苦さとプリンの甘さ、スコーンのほのかな塩味が三位一体に。

食べ方はそのままガブリとかじりついてもO Kですが、プリンをスコーンに塗りながら食べるのもオススメ。宇治抹茶のプリンスコーンサンドも美味しいので、その時の気分でどうぞ。

世界トップレベルのバリスタが淹れるスペシャルティコーヒー

週2日カフェのカウンターに立つ「コヤナギコーヒーニッポン」オーナーの小柳貴人さん
週2日カフェのカウンターに立つ「コヤナギコーヒーニッポン」オーナーの小柳貴人さん

「Kimi Natural 73+cafe」のコーヒーは、東松山にある自家焙煎コーヒー店「コヤナギコーヒーニッポン」の豆を使用しています。

同店を営む小柳貴人さんは、コーヒー先進国であるニュージーランドのカフェや焙煎所で8年間腕を磨き、味覚の正確性を競うコーヒーの選手権(World Cup Tasters Championship 2016)で世界9位、ラテアートの美しさを競う大会では国内3位に選ばれた経歴の持ち主。

本日のコーヒー550円、シングルオリジンコーヒー650円〜
本日のコーヒー550円、シングルオリジンコーヒー650円〜

提供するコーヒーは、カフェラテなどのエスプレッソドリンクと、単一農園・単一品種であるシングルオリジンの豆で淹れるハンドドリップメニューを用意。グァテマラやエチオピアなどのほか、人気のゲイシャ、インフューズドコーヒーと呼ばれる希少な発酵プロセスのものなど、定番から最先端のものまで常時5〜8種類ほど取り揃えています。

小柳さん自身も毎週水曜と日曜は「Kimi Natural 73+cafe」のカウンターに立ち、コーヒーを提供(シフトの詳細は小柳さんのInstagramをチェック)。世界で活躍した小柳さんの淹れるコーヒーが飲みたい人は、その日を狙って訪れるといいかもしれません。

新鮮野菜たっぷりの食事メニュー

生地から手作りする「自家製ピアーダ(生ハムカマンベール)」(850円)
生地から手作りする「自家製ピアーダ(生ハムカマンベール)」(850円)

おなかが空いていたら、新鮮野菜たっぷりのサンドイッチをどうぞ。カフェを運営する館主の妻 奈巳さんは、前職のスポーツインストラクターの仕事や子育てを通し、食事の重要性を実感したそう。

「Kimi Natural 73+café」では肉やチーズなどの食材から調味料に至るまで添加物不使用のものにこだわり、安心安全で栄養たっぷりの商品を提供しています。

老舗旅館の温かみと、カジュアルなカフェの雰囲気が融合する「Kimi Natural 73+cafe」。池袋にお出かけする際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかが。

【店舗情報】
店名/Kimi Natural 73+cafe
住所/東京都豊島区池袋2-36-8
公式サイト/https://ghg1500.gorp.jp(外部サイト)
アクセス/東京メトロ副都心線 池袋駅より徒歩4分
定休日/月曜
営業時間/8時30分〜18時(平日L.O.17時、土日祝L.O.17時30分)

※新型コロナウイルス感染症対策により店舗の休業や営業時間の変更など、掲載内容と異なる場合があります。訪問される前に最新情報をご確認されることをおすすめします。

※取材ではKimi Natural 73+cafe様のご協力により商品を無償で提供頂きました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

本連載では、今後もおすすめの魅力的なカフェを紹介していきます。ご興味のある方はぜひプロフィールからフォローをして頂けるとうれしいです。日々のカフェ巡りはインスタグラム(外部サイト)やツイッター(外部サイト)に投稿しています。

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カフェライター

カフェ専門のライターとして、雑誌やWEBで取材記事を執筆。都内を中心に1,600軒以上のカフェを訪問。各メディアにおいて空間・おいしさ・居心地の三拍子揃った「大人が心地よく過ごせるカフェ」を主に紹介している。2024年11月に著書が出版される予定。プライベートでは中学生男子の母で東京郊外在住、身長147cm、性格はのんびり屋。日々のカフェ巡りはinstagramで更新中。仕事実績:リンネル、タイムアウト東京、偏愛東京、CafeSnap、るるぶ&more.、レッツエンジョイ東京、書籍や雑誌にて取材協力、ラジオ出演、新聞掲載、他

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