原宿の人気カフェがコーヒー店をオープン!公園前の好ロケーション、カリモク家具が並ぶ長居したくなる店
カフェライター なかくき くみこが実際に訪れた1,600軒以上のカフェのなかから、大人が心から満足できるような魅力的なカフェを紹介する連載「大人のための東京カフェ案内」。第24回目は人気カフェの姉妹店で、浅草橋にオープンしたばかりの自家焙煎コーヒーショップを紹介します。
目前に緑豊かな公園が広がる、心地良いコーヒーショップ
職人文化が根づく町、浅草橋。手芸用品店や雑貨店などが点在する街歩きの楽しいエリアですが、そんな浅草橋に2024年4月、新しいコーヒーショップ「dotcom coffee 浅草橋」がオープンしました。
店舗は桜の木々が立ち並ぶ公園の前にあり、店内には緑の間をすり抜けてきた風が舞い込んできます。
こちらの店は、原宿にあるカフェ「dotcom space Tokyo」の姉妹店。「dotcom space Tokyo」は、フルーツをたっぷりのせたデザートなどが評判で、行列ができるほどの人気店です。
ついスイーツにフォーカスされがちですが、実はオープン当時から品質の高いスペシャルティコーヒーにこだわり提供を続けてきました。2020年からは自家焙煎もスタートさせ、ますますコーヒーへの想いを強くしたのだとか。新店はコーヒーに特化した、様々な世代の人々が寛げる店を目指しています。
コーヒー初心者でも、スペシャルティコーヒーを気軽に楽しめる場所
同店では「スペシャルティコーヒーを知るきっかけを作る」をコンセプトに、豆の個性を感じやすい浅煎りから中煎りまでの豆を常時3〜5種類用意。スペシャルティコーヒーだからこそ楽しめる、爽やかな酸味やフルーティーな味わいを持つものを中心にラインナップするそう。
コーヒーメニューとしては、カフェラテなどのエスプレッソドリンクや、ハンドドリップコーヒーなどを提供しています。今回は美しいラテアートが描かれたカフェラテと迷いつつ、ハンドドリップコーヒーを注文。
すっきりとした透明感が飲んでいて心地よく、甘い余韻が楽しめる一杯でした。冷めた後も長く甘みが感じられ、ゆっくり過ごしたい時にもぴったり。
同店を訪れたらぜひ注目してほしいのが、ビルトインタイプのスタイリッシュなエスプレッソマシン「modbar」。あまり他では見られない珍しいマシンですが、なぜこれを選んだのでしょうか。
「白を基調としたこの空間に合うことと、お客さまの視線を遮らず、バリスタとコミュニケーションを取って頂きやすいと考えたからです」と教えてくれたのは、自身も大のコーヒー好きで、「dotcom space Tokyo」の立ち上げから携わる広報の櫻井雄大さん。
店舗で使用されるエスプレッソマシンは一般的に大型のものが多いですが、お客さん側からはバリスタがコーヒーを淹れる様子や表情が見えないことも。これならドリンクが作られていく工程も楽しめます。
「お店の周りは住宅街なので、原宿とは違いファミリー層の方も多く来店されるでしょう。これまでよりもさらにコミュニケーションを大切にし、スペシャルティコーヒーの魅力を広めていけたら」とも話してくれました。
公園とシームレスにつながる、心地よい空間デザイン
「公園の目の前」という自然を感じるロケーションに合わせ、店内も白と木を基調にした温かみを感じるデザインにしています。設計を手がけたのは、一号店同様、家具ブランド「石巻工房」を手がける芦沢啓治建築設計事務所です。
店内に並べられた家具はすべて「石巻工房」や「カリモク家具」のもの。座り心地のよい木の椅子に腰かけながら、公園の方を向いてのんびりとコーヒーを飲んでいると、全身からムダな力がす〜っと抜けていくよう。
同店の最寄駅は浅草橋駅ですが、隣の秋葉原駅からも徒歩15分ほど、蔵前エリアからも歩ける距離にあります。
春は街歩きにもってこいの季節。お散歩の途中、ほっと落ち着く空間で丁寧に淹れられたコーヒーが飲みたくなったら、ぜひ訪れてみて。
【店舗情報】
店名/dotcom coffee 浅草橋
住所/東京都台東区浅草橋5-6-13 KADビル1階
公式SNS/インスタグラム(外部サイト)
アクセス/JR総武線 浅草橋駅より徒歩5分
定休日/不定休
営業時間/9時~19時
※本記事においてはプレス向けイベントにて取材を行ったため、商品はdotcom coffee 浅草橋様に無償で提供頂きました。ただし記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
本連載「大人のための東京カフェ案内」では、今後もカフェライターなかくき くみこが心からおすすめする魅力的なカフェを紹介しています。ご興味のある方はぜひプロフィールからフォローをして頂けるとうれしいです。日々のカフェ巡りはインスタグラム(外部リンク)やX(外部リンク)に投稿しています。