【生理のしくみ】-コレだけは押さえておきたい「生理の周期と異常」について!-分かりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は、
「生理の周期と異常」を解説していきます。
生理(月経)とは?
生理は、医学的に「月経」といって、
子宮の一部(子宮内膜)が、はがれ落ちる
ときに起こる周期的な出血のことをいいます。
性周期として、
「卵巣」と「子宮」では、平均28日で
サイクルする周期的な変化があります。
それぞれ「卵巣周期」と「月経周期」とよび、
下の図では「卵巣周期」を表しています。
黄体期が終わると、生理(月経)が始まります。
性周期と子宮の変化
「子宮」は、女性の下腹部にあり、
赤ちゃんを育てるために大切な臓器で、
周期によって、その特徴が変化します。
・卵胞期
「卵胞期」では、卵巣で「卵胞」が成熟し、
そのうちの1つだけが成長を続けていきます。
また、
女性ホルモンの1つである「エストロゲン」の
分泌が促進され、子宮内膜の壁が厚くなります。
エストロゲンは、受精卵を受け入れる
ための、ベッドを作っているイメージです。
・排卵期
月経周期の14日ごろに、
卵胞から卵子が分泌されます(排卵)
・黄体期
排卵をした、
卵胞は「黄体(おうたい)」となります。
また「プロゲステロン」の分泌が促進し、
子宮内膜が、受精卵の着床に適した状態になる。
プロゲステロンというホルモンは、
ベッドをふかふかにしているイメージで、
黄体期が終わると、生理が始まります。
・生理(月経)
受精がされなかった場合、
ふかふかのベッド(子宮内膜)は不要になるので、
子宮内膜が剥がれおち、血液とともに排出される
これが「生理」、いわゆる「月経」であり、
生理(月経)開始の1日目になります。
生理は何歳からはじまる?
だいたい10〜14歳頃に「初経」が発来します。
そして、卵巣の機能が低下し、生理(月経)が
停止する(閉経)のが、だいたい40〜54歳頃です。
初経が早いと?遅いと?
初経が、
→10歳未満で発来した場合が「早発月経」、
→15歳以上で発来した場合が「遅発月経」です。
●早期月経では、思春期反応が通常より早く現れ
将来、低身長になりやすいといわれています。
●遅発月経では、早期閉経とは逆で、
思春期反応が、通常より遅れることが多いです。
閉経が早いと?遅いと?
→40歳未満で閉経した場合が「早発閉経」、
→55歳以上で閉経した場合が「遅発閉経」です。
●早発閉経では、エストロゲンが減少し
骨粗鬆症などのリスクが高くなる可能性がある。
●遅発閉経では、乳がんなどの、婦人科がん
のリスクが高くなる可能性があります。
最後に
性周期の特徴には個人差がありますが、
正常範囲ではなかったり、
不安がある場合には、一度、医療機関へ
受診し、相談をすることをおすすめします。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おすすめ記事】
- 更年期障害ってどんな症状?(こちらから)
- すい臓が悪くなるとどうなる?(こちらから)
- 腎臓が悪くなるとどうなる?(こちらから)
- 肝臓が悪くなるとどうなる?(こちらから)
- 甲状腺が悪くなるとどうなる?(こちらから)
- 心臓が悪くなるとどうなる?(こちらから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おがちゃん先生について】
- ウィルワン整体スクール卒
- インスタグラムフォロワー1.4万人超
- YouTubeチャンネル
- bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
- 解剖生理学オンラインサロン運営
- 東京都麹町半蔵門にて整体活動中