あれ、バルコニーが反り上がっている!?つくったのは「マンションのことなら〜」のあの会社
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/sakuraiyukio/00341134/title-1678943800472.jpeg?exp=10800)
マンションのバルコニーがまるで神社仏閣の屋根のように反り上がっている!
上の写真をよく見ると、側面のバルコニーでもところどころ波打っているところがある……この写真は、千葉県浦安市でこの2月に完成した「ブランシエスタ浦安」のもの。建設したのは、マンションのことなら〜のテレビCMでお馴染みの長谷工グループ、長谷工コーポレーションだ。
「ブランシエスタ浦安」は、家賃9万円台の1Kがあることにスポットを当て、1Kが家賃9万円!でも人気に。首都圏に“プチ高級賃貸”が続々登場している理由の記事の中でも紹介させていただいた。
今回は、その建物に凝らされた数々の特徴について解説したい。
なぜ、バルコニーを反り上げた?
まず、最初に訂正させていただく。
冒頭の写真、バルコニーが反り上がっているようにみえるが、実際は反っていない。バルコニーの一部が曲線を描くようになっているだけだ。
同じ建物を少し引いたところから見ると、上層階のバルコニーは反り上がってみえるが、下層階のバルコニーは曲線を描いているだけで反り上がってはいないことが分かる。
![上層階のバルコニーは反り上がって見えるが、下層部になるに従って、反りが収まる。2階部分のバルコニーは平坦だ。筆者撮影](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/sakuraiyukio/00341134/image-1678944354875.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
反り上がっていないが、一部が曲線を描くようにカットされている。その視覚効果により、見上げると、上層になるほど反り上がっているように感じるわけだ。
まるで、だまし絵のような効果である。
だまし絵効果を生み出すため、バルコニーは手間をかけてつくられている。ガラス手すりの一部が曲線を描いているが、はめ込まれている強化ガラスは平らな板状だ。平らなガラス板を曲線部分に沿わせるため、支柱の間隔を狭くしている。
![曲線を描くバルコニーに併せて、支柱の間隔を調整している。手間とお金がかかる施工だが、外観に個性を出すためには効果的だ。筆者撮影](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/sakuraiyukio/00341134/image-1680658847537.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
あえて、手間とお金がかかる施工を行っているのだ。
賃貸マンションで採用が続く最先端の工夫
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