大規模停電で街が暗くなっても、煌々と照明が付き、普通に生活できる羨望のタワマンが登場
大災害で広範囲の停電が起きたとき、機能を停止すると考えられているのが、タワマンの呼び名が定着しつつある超高層マンション。高さ60メートル以上、階数にしてだいたい20階以上という基準を持つ超高層マンションの場合、停電になったときに想定される問題が大きい。
まず、エレベーターが止まるので上層階の人は地上に降りることも、自分の住戸があるフロアに上ることも困難になる。さらに、水道水を上層階まで押し上げるポンプが止まるため、トイレの水も流せないという事態が生じる。
いずれも、生活に関わる重要な問題となるため、停電が致命傷になりかねない。そこから、超高層マンションは停電に弱いというイメージができあがってしまった。
ところが、その認識を覆す「停電にめっぽう強い」タワマンが誕生することになった。
どれくらい強いかというと、大規模な停電=ブラックアウトが起きたときでもエレベーターや給水のポンプが動く。それだけでなく、各住戸内でも日常生活とほぼ変わらないくらい電気が使用でき、3日間とか1週間などという期限なしで電気を使用し続けられる。
つまり、街全体が暗くなっても、そのマンションだけは煌々と明かりが付き、日常生活が続けられるという状況が実現するのだ。
なんともうらやましいタワマンの名前、建設地とともに、なぜそんなことが実現するのか、その仕組みを解説したい。
建物のスペックを極め、200年に及ぶ耐久性も
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