コロナ禍で習慣となり、なかなかやめられないことがいくつかある。

　人が少ない屋外でもマスクを外せない、消毒液があるとつい手を出してしまう、前の人との間隔を必要以上に空けてしまう……もう、そろそろやめてもよい、とは分かっていても、3年間で染みついた習慣はなかなか改めることができない。

　その中、「帰宅したら手を洗う」という習慣はコロナ禍が起きる前から推奨されてたもの。あらゆる感染症を予防する上で、続けて損のない習慣と認識する人が多い。

　その「手洗い」に関する新しい工夫が新築分譲マンションの一部に現れるようになった。

　それは、「家に帰ったら、手を洗う」を一歩進めて、「家の中に入る前に、手を洗う」ための工夫。これは、家の中にウィルスや細菌を持ち込まないだけなく、別の効用も期待されるもの。最新マンションに登場した「家の中に入る前に手を洗う」工夫の中身と、意外な効用について解説したい。

意外に多い「まず手を洗いたい」場面