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【四條畷市】<どうする家康>大坂夏の陣、秀忠は忍ケ丘に布陣──忍陵神社へ行ってみた

具志堅浩二フリーライター(四條畷市・交野市)

 NHK大河ドラマ「どうする家康」ですが、12月17日の最終回では大坂夏の陣と松本潤さん演じる徳川家康の最期が描かれる模様です。その大坂夏の陣で、前回は家康が陣を張ったとされる星田公園をご紹介しましたが、今回は秀忠が陣を張ったとされる忍陵神社へ行ってきました。

スーパーマーケットの建屋の上に、小山が見えます
スーパーマーケットの建屋の上に、小山が見えます


 JR忍ケ丘駅の木津方面行きホームからほぼ西の方角を望むと、ラッキー忍ヶ丘駅前店の上にこんもりとした緑の小山が顔を出しています。これが忍陵神社のある場所です。

石段の上に本殿が見えます
石段の上に本殿が見えます


 神社までは、JR忍ケ丘駅から歩いて5、6分ほど。境内へ至る石段を登ります。

本殿前。写真右にちらりと見えているのが忍岡古墳の建屋
本殿前。写真右にちらりと見えているのが忍岡古墳の建屋


 階段の上には、本殿の他、以前の記事で紹介した忍岡古墳のある建物があります。

本陣跡があったことを記す石柱
本陣跡があったことを記す石柱


 境内を歩いていると、別のスロープ状の登り口に「大坂夏の陣四百年記念 徳川秀忠軍の本陣跡」と彫られた石柱を見つけました。神社の由来などを説明する看板によると、「戦国時代には当地が軍事上大へん重要な地に選ばれ」とあります。確かに、見晴らしがよくて東高野街道にも近く、砦にするには適しているのかも知れません。

忍陵神社の由来などを記す看板
忍陵神社の由来などを記す看板


 この地は大坂夏の陣では秀忠の陣が敷かれたことから、「徳川幕府成立に大きな役割を成した場所でもあり縁起の良い処として、御勝山(おかちやま)と称された由緒ある鎮守の森」とも記されています。

忍陵神社の境内
忍陵神社の境内


 改めて境内を見渡しました。なるほど、ここに本陣があったのか、と思いつつ、秀忠の気分になって大坂城を望むべく、方角を探ります。木々が高く、なかなか都合よく開けた場所がなかったのですが、ようやく石段の途中に遠方が望める場所を見つけて、スマホのシャッターを押しました。

大坂城の方角を望めるポイント。写真正面の木の枝の裏、白地に緑十字の看板の向こうがそうです
大坂城の方角を望めるポイント。写真正面の木の枝の裏、白地に緑十字の看板の向こうがそうです


 来週の放送では、この陣地も登場するかも知れませんね。それも含めて「どうする家康」の最終回を楽しみに待ちたいと思います。

忍陵神社
所在地:大阪府四條畷市岡山2-7-12

フリーライター(四條畷市・交野市)

1968年大阪府生まれ。バス・タクシー業界紙、電機業界誌の記者などを経て、2015年に独立。現在は、ヤフーニュースオリジナルTHE PAGEや週刊エコノミストなどで、環境問題、食料安全保障、公共交通から街ネタを含めて幅広いジャンルの記事を取材・執筆中。Yahoo!ニュース エキスパートでは、「地域とそこに住む人が好きになる」記事を追い求めて頑張ります!

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