【交野市】<どうする家康>大坂夏の陣、家康は星田に布陣──軍旗が掲げられた星田公園へ
1月から放映されてきたNHK大河ドラマ「どうする家康」も、いよいよ12月17日に最終回を迎えます。予告編を見ると、大坂夏の陣と松本潤さん演じる徳川家康の最期が描かれる模様です。その大坂夏の陣で、家康が陣を張ったとされる星田公園に行ってみました。
JR星田駅から歩くこと10分弱。前方左側に石垣のある小高い山が見えてきました。
石段の両サイドに立てかけられているのぼりには「大坂夏の陣 家康公出陣の地 星田」とあります。ここが星田公園です。
入口付近には、「新宮山八幡宮址」と彫られた石柱があります。
頂上にある説明看板によると、星田公園はかつて「新宮山」と呼ばれ、岩清水八幡宮から勧請(かんじょう・神霊を分けて他の土地でもまつること)した八幡神をまつる新宮があったそうです。明治期に星田神社へ移されて、今は仏塔の一種である宝篋印塔(ほうきょういんとう)と、五輪塔の基礎が残るのみです。
1615(慶長20)年の大坂夏の陣の際、家康は山の上にあった松の木に軍旗を掲げて陣を置いたとのことです。松は「旗掛け松」として伝えられました。交野市の公式サイトによると、元の松は枯れて、現在は3代目の松が育っているとのことでしたが、周囲を見渡したものの、その木を見つけることはできませんでした。
星田公園の見通しの良さそうなところから、大坂城があったと思われる方角を望んでみました。家康もきっと同じ方角を眺めたことでしょう。戦いを前にして、一体どういう思いを抱いていたのでしょうか。
最終回ではこの陣地も登場するのかどうかも含めて、楽しみに待ちたいと思います。
星田公園
所在地:大阪府交野市星田3