札沼線・中央バス(新十津川ー浦臼)廃止後活躍!北海道浦臼町営バス
JR札沼線(新十津川ー北海道医療大学)は2020年5月7日に廃止されました(JR北海道・外部リンク)。実際のラストランは新型コロナウイルス緊急事態宣言により2020年4月17日(報道・外部リンク)。
JR廃線直前の2020年4月1日より代替バスの運行が開始されましたが、4年経過し大きく変わった区間が新十津川ー浦臼でしょう。
2024年6月現在、代替交通は浦臼町営バスになっています。また浦臼駅前のバス停が2024年5月2日から移動しました。
JR札沼線廃止から4年後の状況を紹介します。
JR札沼線・中央バスの後は町営バス!
JR札沼線(新十津川ー浦臼)の代替バスは当初既に運行していた北海道中央バス・滝川浦臼線でした(JR北海道・外部リンク)。しかしJR廃線から2年半後の2022年9月30日をもって中央バスが運行から撤退し、浦臼町営バスへ変わりました(中央バス・外部リンク)。
2024年6月現在、JR滝川駅前ー浦臼駅を平日は1日4往復、土日祝は1日3往復(浦臼町・外部リンク)。他に浦臼町内発着のバスとして、同じJR札沼線廃止後の代替バスでもある浦臼ー月形線と美自校観光が大半運行する浦臼砂川線があります(浦臼町・外部リンク)。
JR滝川駅から乗車
中央バス滝川駅前バス停始発
筆者は平日朝の滝川駅前バス停へ。まず中央バス滝川駅前バス停の建物で浦臼町営バスを確認しようとしますが、建物内には浦臼町営バスの時刻はなし。
仕方ないのでバス停へ直行。新十津川方面の中央バスが出発するのりば1番へ。
中央バスの時刻表の下に浦臼町営バスの時刻が貼られていました。更に「滝川市内・新十津川町内での降車はできません」の注意書きも。
浦臼町営バスが7:45に滝川駅前到着。訪問日は3人の乗客が下車しました。
浦臼町営バスはいったん滝川駅南側の駐車場へ回送。
滝川市、新十津川町内は乗車のみ!
浦臼行きは8:00滝川駅前発ですが、訪問日は発車5分前になってもバス停に現れず、乗車バス停の手前にいます。
先に発車する7:52発・新十津川町役場行きの中央バスが約5分遅れてやって来ました。
浦臼町営バスは、
滝川駅前発:滝川市内と新十津川町内の降車
浦臼駅発:滝川市内と新十津川町内での乗車
が出来ません。浦臼町ー新十津川町・滝川市での運行。
このようなルールが設けられている理由の一つは、中央バスの滝新線(滝川ー新十津川)が運行(外部リンク)されているからです。
7:52発滝新線は14人の乗客を乗せて発車。
中央バス滝新線発車後すぐ、筆者一人を乗せて定刻8時に浦臼へ向かいました。
マイクロバスでの運行。
中央バスを追いかけながらバスは進みます。
途中停留所はどんどん通過
滝川市内での乗車は筆者を除き途中停留所でもゼロのまま新十津川町役場前へ。役場前には先に発車した中央バスが停車。
なお新十津川町は役場の公式ホームページの「公共交通」に浦臼町営バスを明記していません(外部リンク)。
しかし浦臼町営バスは新十津川町役場前には行かず、近くの「新十津川農高前」へ。当日はここで1人乗車しました。
下徳富駅に近い「花月(かげつ)市街」、於札内(おさつない)駅に近い「於札内」、鶴沼駅に近い「鶴沼市街」は乗降がなく、どんどん通過。
更に国道275号沿い、車でにぎわう時もある浦臼町・道の駅つるぬま最寄の「鶴沼公園前」でも乗降はなく、後続車両に道を譲るために停車したのみ。
浦臼町中心部に入り、浦臼役場前で新十津川農高前から乗車した方が下車しました。
再び乗客が筆者一人になって終点へ向かいます。
終点・えみる(浦臼駅)到着
浦臼町営バスの終点は時刻表にはえみる(浦臼駅)と書かれています。バスは浦臼駅の建物前でなく、手前にある新しい施設前で止まりました。
2024年5月オープン!えみるとは
浦臼町営バスの始発と終点となった施設「えみる」は2024年5月2日にオープンした多世代交流施設(外部リンク)。内部には多目的室や会議室があります。
またバスが停まった正面入口から「えみる」に入るとバス待合室があります。
JR廃線前、また廃線後でも「えみる」建設前に浦臼駅を訪問した事がある人には、浦臼駅との位置関係が思い浮かばないかもしれません。
「えみる」から浦臼駅は目の前
実は「えみる」の向かいに浦臼駅があります。
浦臼駅から「えみる」を撮影。
浦臼駅がどうなったかは後日執筆予定の記事で書きます。
北海道浦臼町への旅行に浦臼町営バスを利用してみてはいかがでしょうか。
関連記事
JR札沼線廃線に合わせ登場!月形当別線(とべ~る号)【北海道】
JR札沼線廃線直前から運行!月形浦臼線(かばと~る号)【北海道】