2024年2月9日オープン

博多豚骨と横浜家系の２つの顔を持つ「麺処 一成」は、「博多ラーメン×家系ラーメン」として博多の街に現れたハイブリッドラーメン。2022年の7月ごろに日赤通り沿いのFBS隣にオープンし話題だったのも束の間。1年半後には住吉から美野島へ向かう通りに2号店をオープン。新店がこの短期間で店舗展開するのはすごいですね。しかも2店舗とも好立地。この住吉店は、以前、あのShin-Shinがあった場所ですね。（関連記事：「博多ラーメン×家系ラーメン」のハイブリッド。博多風家系ラーメンは、豚骨醤油に博多ストレート麺。）

お店に入るとまずは食券機。タッチパネル式で外国語や電子マネーにも対応。博多駅からも徒歩圏内ですから、インバウンド需要も多いのでしょうね。店内は以前と同じ造りながらも、綺麗にリニューアルされています。食券を購入したならば、カウンターに腰かけます。

テーブルにはお店のラーメンに対するこだわりが置かれています。ラーメンを待つ間にじっくり見てみると、また味わいも変わってきますね。細かなところまでこだわっている、新感覚の博多では新しいラーメンです。

メニューは釜炊き豚骨醤油ラーメンをベースとしたラインナップに、油そばもあります。サイドにはチャーシュー丼ややチャーハンも。今回は、基本の釜炊き豚骨醤油ラーメンに、卵かけご飯をいただきました。ランチタイムはセットでお得にいただけますよ。

釜炊き豚骨醬油ラーメン

メインメニューのラーメン。醤油ダレの良い色合いのスープです。海苔をはじめ、うずらやほうれん草は家系を彷彿させます。ネギが青ネギと白ねぎをミックスしているあたりもお洒落ですね。

黄金色にも輝くスープには鶏油も加えられているようです。スープは豚骨を時間をかけて煮込んだスープ、そこに厳選した鶏を煮詰めた鶏油。ガッツリ家系とはまたひと味違う感じ。トッピングにはネギ増しやうずら増し、海苔増しなんかもできますが、辛ネギも人気のようです。

豚骨ベースのスープは臭みなく後味もスッキリ。そこに熟成醤油のカエシ。カエシの味わいがグッとくる感じで、鶏油のほのかな甘みがまろやかにしてくれます。コク深い味わいでそれぞれの旨味を感じられるスープ。これが博多×家系のハイブリッドの味わいなんですね。

麺は太麺と細麺が選べます。どちらもストレート。太麺だと家系らしさを感じ、細麺だと博多らしさが強くなる。これが２つの顔を持つ味わいですね。麺が変わるだけで違う味わいを楽しめる。最初は太麺で、替玉で細麺というのも良いですよ。

卵かけご飯

セットでいただいた卵かけご飯。刻み海苔とネギがトッピングされています。ラーメンのタレをかけて、生卵を溶きながらいただきます。

辛子高菜と、家系ならではの卓上の豆板醬を少し交えても美味しい。

豚骨醤油スープは、味わいの深さはありつつもあっさりと美味しい。このスッキリした感じは、ガッツリ家系というより博多豚骨の顔ですね。もちろん飲み干せるスープ。ご飯にかけても良いかも。丼に刻まれた店名も良きデザインですね。

卓上調味料は豊富です。豆板醬やニンニク、そしてコショウにラーメンのタレ。餃子のタレやラー油は餃子用ですね。この豆板醤は家系には必須。

そして激辛です、と書かれた辛子高菜。これは博多スタイルですね。

カウンター席の他にこのようなテーブル席も。木目調で統一された綺麗な店内です。ご家族連れでも楽しめるスペースですね。

博多の街に登場してから早くも2号店をオープン。さらに勢いを増しそうなハイブリッドラーメン。博多にも最近は非豚骨のお店が増えてきましたが、この博多ラーメンと横浜家系のハイブリッドはまた新しい。博多らしさがしっかりとありながらの家系スタイル。今後の活躍が楽しみです。

麺処 一成 住吉店