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【河内長野市】クイズを解いてモックルコインを貰う!日本遺産クイズラリーに公共交通で参加しました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

文化財の多い河内長野では定期的にスタンプラリーが行われ、これまで出来るだけ参加してきました。今度は、単なるスタンプラリーではなく、クイズに答える「日本遺産クイズラリー」に、いつものように公共交通を使って参加してみました。

従来ならスタンプラリーのアプリを入れて参加するだけですが、今回はそれに加えてクイズに答える必要があるとのこと。

クイズの問題が書いてある参加カードは、河内長野駅前にある観光案内所と道の駅奥河内くろまろの郷のビジターセンターにあります。またネット上で参加カードのダウンロードも可能とのこと。

とはいえ、しっかりした参加カードが欲しい気がしたので、まずは駅前の観光案内所でもらいました。

クイズに正解してアンケートに答えると、モックルコインが貰えるという非常にお得な企画です。そのためでしょうか?実際に参加してみると、いつものスタンプラリーよりも参加者が多いです。

また主催者の河内長野市役所産業観光課さんからの話では、1月中旬の時点で予想以上に参加者が多い状況で、予算に達するのがかなり前倒しになる可能性があるとのこと。そうなるとモックルコインの付与が終了してしまうので、参加される方はお急ぎください。

※1月19日追記:河内長野市より正式に終了が早くなることが発表されました。

イベント終了のお知らせご好評につき、参加特典の予算にまもなく到達する見込みとなりましたため、令和5年1月25日(水)17時をもって、本イベント及び特典引換を終了いたします。

参加カードを開けるとこのようになっています。七つのスポットを巡り、そのスポットにちなんだクイズが出されるというもの。

このクイズラリーには、スタンプを集めるために、画像のSpotTourのアプリの取得と公式のLINEで友達申請をする必要があります。

もしクイズがわからないと、公式LINEで質問するとヒントを教えてくれるそうです。

あとは、こちらの引換用紙に名前や住所、連絡先を記入して最終的に奥河内くろまろの郷にもっていくとモックルコインと引き換えになります。

ということで参加したのですが、公共交通派の私の場合は当然公共交通を使います。しかし、河内長野は広いため、1日では難しいことがわかりました。2日間に分けると可能ということで、前半戦と後半戦の2回に分けてやることにしました。

というわけで前半戦はこういう行程にしました。バスは河内長野駅から観心寺までのみ使用し、後は徒歩で移動しました。流谷八幡神社は電車での往復です。

というわけで前半戦のスポットを回ってみましょう。河内長野駅からバスに乗り観心寺を目指します。

観心寺に到着しました。

いきなりアプリが反応しました。

こうしてスタンプが押されました。ただこのときファンファーレのようなものが鳴るので、スマホの音は消しておいた方が良いかもしれません。

このように観心寺のところにスタンプがひとつつきます。このようにして合計七か所のスタンプを集めるわけですね。

さて、観心寺のクイズは入り口の門にあるのですぐにわかると思ったのですが、見当たりません。いったいどういうことでしょうか?

なんと、行ったタイミングが初詣の余韻が残っているときだったので、初詣の看板に隠されていたのです。

ただここに描かれているものが何かはすぐにわかりましたので問題はありませんが、2月以降のそれが咲くころにまた再訪しようかと思います。

さて観心寺からは延命寺まで歩きます。バスで河内長野駅に戻ってそれからまた美加の台駅に行ってから延命寺口までバスに乗るのはさすがに効率悪すぎですからね。

観心寺から延命寺までは多少の上りはありますが、下りの方が多い気がします。1月は虫が出てこないから本当に歩きやすいですね。

ということで、40分歩いて2番目の延命寺に到着。

ふたつ目のスタンプをゲットしました。

さて、この休憩所の中にクイズの問題がありました。一見わかりにくいなぞかけのようでしたが、特定の文字だけが異常に多く、それが多い理由がなるほどとうなづけました。延命寺の宗派の宗祖誕生の地と掛け合わせたんですね。

延命寺の次は烏帽子多賀八幡神社に行きました。面倒だったので、横に流れていた石見川と天見川沿いに歩いていきましたが、延命寺口から美加の台までバスに乗って一駅先の三日市町駅で降りるという方法もありますね。

3番目は烏帽子形八幡神社です。実はこの日は1月6日で、恵比須社では7日戎の宵宮が行われていました。

本殿と恵比須社にお参りの後、正面の参道の前にある休憩所に来ました。ここが3番目のスポットの場所。

こうして3つ目をもらいました。

実は烏帽子形八幡神社のクイズが7つの中でいちばん難しかったです。唯一LINEでヒントをもらいました。それで答えは出たものの、なぜそれなのかがわからずモヤモヤしていたら、烏帽子形の氏子さんに教えてもらいました。

正面入口をよく見ればありましたがこれは難しかったですね。

4番目は流谷の八幡神社です。本当は烏帽子形八幡神社から三日市町駅に行って、そこから天見駅まで電車に乗ればその日のうちに行けます。しかし、私はあえて翌日に単独でこのスポットに行きました。

今年の縄かけ神事の縄
今年の縄かけ神事の縄

その理由は年に一度の縄かけ神事を見にいくためでした。だから当日の午前中に行ったわけですね。

ということで4つ目のスタンプをいただきました。

このとき橋の先では縄かけの準備中なので見学して帰りました。これで前半戦4か所が終わりました。

次に後半戦です。こちらはバスのルートで3ヶ所まとめました。その理由は1日乗り放題のバスチケット、モックルカードを活用するためです。

しかし、ご存じの通り、バスの便というのはそんなに多くありませんので、時刻表とにらめっこしながら予定を組まないと、とんでもないことになります。

そのため私も本来なら河内長野駅からスタートしたいところ、バスの時刻の関係で市内某所からバスに乗ったときに、この近くで下車してから西代町南バス停からスタートすることにしたほどです。

後半戦はこちら1日フリー乗車券のモックルカードが活躍します。モックルカードを使ってモックルコインをもらいに行きます。ということで西代南バス停からバスに乗り込み最初に向かった先は天野山金剛寺です。

天野山バス停に到着しました。バスはこのまま和泉市を抜けて堺市の光明池まで行けるわけですね。

ということで金剛寺に到着しました。

5つ目のスタンプを手に入れました。

天野山金剛寺のクイズはこの楼門に隠されています。門に近づけば、厳つい顔をした像が立っていますが、そこに名前が書いてあるのでそんなに難しくありません。

さてここからは少し歩きます。滝畑方面に行くために、日野口バス停まで15分の道のりです。

地図で表すとこんな感じで歩きました。

まっすぐの道です。歩道があるので歩きやすいですね。ちなみにこの高架は外環状線です。

土日は天野山からもサイクルスポーツセンター方面にバスが出ていて、このルートを走るわけですね。バスに乗っていると全くわかりませんが、この道は上りが続きました。

こんな道標があり、日野方面と金剛寺方面の行先を示しています。

こうして日野口バス停に到着しました。この滝畑方面に向かうバスの本数は限られているので、乗り遅れると滝畑ダムまで歩かなければならなくなります。無事に間に合って一安心。

高向と日野を経由したバスが入ってきました。これに乗り込みます。

バスは滝畑ダムに向かいます。

滝畑ふるさと文化財の森センター前バス停で降りました。

滝畑ダムです。この日は天気も良く風景の良さを特に感じました。

滝畑ふるさと文化財の森センターは坂道を上がります。茅葺家屋が目印ですね。

ここで8つ目のスタンプを手に入れました。あとひとつですね。

滝畑ふるさと文化財の森センターのクイズは茅葺の家ではなく、奥にある資料館の方です。

この資料館の中に答えがありました。

バスの時間まで少しあったので滝畑ダムの様子を眺めながら滝畑ダムサイトまで歩きました。天気が良かったので、ちょうど岩湧山山頂の様子がくっきりと映っていました。

バス停の横ではちょうど休憩している地元の人がいて、「ナガノから来たのか」と質問されました。かつて富田林の板持の人にも同じような質問を受けましたね。

その場合は市が違うからだと思ったんですが、なるほど同じ河内長野市でも長野地区と滝畑地区では全然文化圏が違う別の町なんだと改めて思いました。

さて、バスが来ました。後はふるさと歴史学習館を残すのみ。

奥河内くろまろの郷バス停でバスを降りて、橋を渡って少し歩いたところにふるさと歴史学習館があります。

中に入ろうとすると。

さあ、最後のスタンプです。

無事にすべてGETしました。スタンプの色が金色に輝きました。

スタンプは全部貰いましたが、まだクイズに答えなければいけません。

資料館の奥に答えがありました。ちょうど館内を案内してくれる人がその場所を教えてくれたので助かりました。

こうして無事に全て回ったので、くろまろの郷でコーヒーを飲みながらカードにクイズの答えを書き、最終的な回答がわかりました。これも意外なキーワードだったのですが、そのキーワードを公式LINEに送ります。

するとLINEからこのような画面が来たのでアンケートに答えます。

そのあとにこのモックルコインの引換証が送ってきますので、あとはこの引換証とほんとうにスポットを回ったかの証であるスタンプを見せればモックルコインを頂けるという手順です。

こうして無事にモックルコインをもらいました。ただ最初にも書いた通り、モックルコインの付与は予算に達すると終わってしまうそうで、予想よりもかなり早く終わる可能性が高いとのこと。参加を検討している人はお急ぎください。

とても大切なことなので、もう一度書きました。

余談ですが、奥河内くろまろの郷では奥河内いちごフェスタ(外部リンク)を開催していたので、貰ったモックルコインをさっそく使ってしまいました。

画像は買ってきたいちごパンの一部ですが、いちごの味がしっかりしていておいしくいただきました。

こうしてすべてが終わり帰りました。ただ、バスの時間の関係でもうひと踏ん張りして坂を上り、上高向バス停から帰りました。

クイズラリーは単なるスタンプを集めるだけでなく、もうひとつクイズにも答える必要があるのでなかなか大変でしたが、楽しく市内がまわれました。

車だと半日で回れるそうなので、これを見て興味がわきましたらぜひ早く参加しましょう。公共交通利用で回ると時間がかかりますが、これはこれで結構面白いです。

道の駅奥河内くろまろの郷ビジターセンター(モックルコイン引き換え所)
住所:大阪府河内長野市高向1218-1
電話:0721-56-9606
営業時間:9:00~18:00
定休日:年末年始
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 奥河内くろまろの郷バス停すぐ

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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