スーペル・コパのクラシコで何が起きていたのか?
2強の差は、明白だった。
スペインのスーペル・コパ決勝で、レアル・マドリーとバルセロナが激突した。サウジアラビア開催となった試合は、マドリーがヴィニシウス・ジュニオールのハットトリックとロドリゴ・ゴエスの得点で4−1と勝利している。
思った以上に、差が出たゲームになった。ここでは、その試合を具(つぶさ)に振り返りたい。
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■4人の中盤と偽WG
バルセロナは、ファイナルの舞台で「4人の中盤」を取り戻した。
それは端的に言えば、【4−3―3】のシステムで、中盤型の選手をWGに配置するアプローチである。
シャビ・エルナンデス監督は昨季、このやり方で、スーペル・コパのタイトルを獲得している。ガビをファルソ・エストレーモ(偽WG)で起用して、中盤でのオーバーナンバーメイキングとプレッシングの強化に努めた。
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