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スーペル・コパのクラシコで何が起きていたのか?

森田泰史スポーツライター
(写真:ロイター/アフロ)

2強の差は、明白だった。

スペインのスーペル・コパ決勝で、レアル・マドリーとバルセロナが激突した。サウジアラビア開催となった試合は、マドリーがヴィニシウス・ジュニオールのハットトリックとロドリゴ・ゴエスの得点で4−1と勝利している。

写真:ロイター/アフロ

思った以上に、差が出たゲームになった。ここでは、その試合を具(つぶさ)に振り返りたい。

(全2602文字)

■4人の中盤と偽WG

バルセロナは、ファイナルの舞台で「4人の中盤」を取り戻した。

それは端的に言えば、【4−3―3】のシステムで、中盤型の選手をWGに配置するアプローチである。

シャビ・エルナンデス監督は昨季、このやり方で、スーペル・コパのタイトルを獲得している。ガビをファルソ・エストレーモ(偽WG)で起用して、中盤でのオーバーナンバーメイキングとプレッシングの強化に努めた。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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