森保ジャパンを【4―5―1】のシステム視点で見る。浮かび上がる課題と偶然ではない敗戦。
アジアカップのグループリーグ初戦でベトナム代表に辛勝していた日本代表だが、2戦目でイラク代表に1−2と敗れた。
負けるべくして、負けた。森保ジャパンに抱いたのは、そのような印象だった。
しかし、ここで筆を置くわけにはいかない。それでは、森保ジャパンの問題点は、どこにあるのか。そこを探る必要があるだろう。
■システムの功罪
森保一監督は、今大会で【4−2−3−1】のシステムを使っている。
このシステム自体が悪いわけではない。ただ、課題感を感じるのはその機能性だ。
ここで、システム論に触れる前に、いやシステム論を「論じるため」に、あえて森保ジャパンの【4−2―3―1】を【4―5―1】に言い換える。そちらの方が、現在の日本代表の問題を理解し易いと思うからだ。
イングランド代表、リヴァプール、ナポリ…。この数年、多くのチームが件(くだん)のシステムを採用しているのだ。
(全2704文字)
■森保ジャパンと布陣のメリット
この記事は有料です。
誰かに話したくなるサッカー戦術分析のバックナンバーをお申し込みください。
誰かに話したくなるサッカー戦術分析のバックナンバー 2024年1月
税込550円(記事7本)
2024年1月号の有料記事一覧
※すでに購入済みの方はログインしてください。