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【MLB英会話】「ランニングホームラン(和製英語)」を英語で言うと? 

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。昨日、メジャーリーグのシカゴ・カブスに所属する鈴木誠也選手が、IL: Injured List (負傷者リスト)から復帰後第一戦目で、ランニングホームランを打ちました。メジャーリーグのサイトや、スポーツニュースでも取り上げられていましたが、「ランニングホームラン(running home run)」という表現は、アメリカでは使われていませんでした。それではどんな表現が使われていたでしょうか。

英語で「ランニングホームラン」は下記のように言います。

inside-the-park home run
inside-the-park homer
inside-the-parker

野球場のことを英語では「ballpark」や「baseball park」と言うので、「inside-the-park」の「park」は野球場を意味します。「inside」は「内部、内側」という意味なので、「inside-the-park」は「野球場の内側の」、つまり、「外野のフェンスを越えていない」という意味になります。それに「ホームラン」を意味する「home run」や「homer」がついて「外野のフェンスを越えていないホームラン」となり、「ランニングホームラン」を意味するのですね。「inside-the-parker」には「ホームラン」を意味する表現はついていませんが、それだけで「ランニングホームラン」という意味になります。

KYODO NEWSでは、鈴木誠也選手のランニングホームランについて、下記のように書かれていました。

Chicago Cubs outfielder Seiya Suzuki hit a go-ahead, inside-the-park solo home run in the ninth inning.
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手が、9回に勝ち越しのソロランニングホームランを打ちました。

「outfielder 」は「外野手」、「go-ahead home run」は「勝ち越しホームラン」を意味します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「ランニングホームラン」なんていかにも英語っぽいですが、和製英語なんですね。その他にも「ペットボトル」や「コンセント」、「ノートパソコン」、「シュークリーム」などは、英語では違う表現が使われているのでご注意ください。
※それぞれの単語をクリックするとYouTubeの解説動画に飛びます。

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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