親子で読みたい!優しさと愛情にあふれた絵本3冊~元保育士パパがすすめる【絵本の読み聞かせ】
こんにちは。
元保育士ライターのナイスです。
子育て中のお父さん、お母さんは、子ども達と絵本を楽しんでいますか?
絵本の読み聞かせは1冊の絵本と親子で座る場所があれば簡単にでき、時間もかかりません。さまざまな教育的効果もあるので、お子さんが小さいうちにたくさん読み聞かせをしてください。
僕が選ぶおすすめ絵本を不定期で紹介していますが、今回のテーマは「優しさと愛情にあふれた絵本」です。
優しさと愛情にあふれた絵本① 『ずーっと ずっと だいすきだよ』(ハンス・ウィルヘルム作)
男の子(ぼく)が、一人称で語る絵本です。男の子の家族みんなに愛された犬のエルフィーが歳を取り、ある日天国に旅立ちました。お父さんもお母さんも、お兄さんも妹も、もちろん男の子もとても悲しみましたが、男の子だけは少し気持ちが楽でした。それは、毎晩エルフィーに「ずーっと、だいすきだよ」って言ってあげていたからです。
原題は『I‘LL ALWAYS LOVE YOU』。優しいタッチの絵と男の子の語り口が心に染みる、味わい深い1冊です。大好きな気持ちを言葉にして伝えることの大切さと素晴らしさが感じられる1冊です。
『ずーっと ずっと だいすきだよ』(Yahoo!JAPANショッピング)
優しさと愛情にあふれた絵本② 『わすれられない おくりもの』(スーザン・バーレイ 作)
周りのみんなにいつも頼りにされていたアナグマは歳を取り、自分の死期が近付いていることを知っていました。アナグマは死ぬことは怖くありませんでしたが、あとに残していく友だちのことが気がかりだったので、みんなに「いつか長いトンネルの向こうに行ってしまっても悲しまないように」と伝えていたのです。アナグマとの別れに悲しむ仲間達でしたが、アナグマが今まで残してくれた知恵や工夫、そして数々の思い出のおかげでいつしか悲しみが消えていました。
贈り物とは、品物を渡すことだけではないということを教えてくれる絵本です。大切な存在との別れは悲しいものですが、思い出はいつまでも心に残り続けます。子どもには「死」というものはまだ実感できず難しいと思いますが、考えたり少し理解したりするきっかけになるでしょう。
『わすれられない おくりもの』(Yahoo!JAPANショッピング)
優しさと愛情にあふれた絵本③ 『しろいうさぎとくろいうさぎ』(ガース・ウイリアムズ 作)
森に住む白いうさぎと黒いうさぎはとても仲良し。毎日一緒に遊んでいましたが、ときどき黒いうさぎが悲しそうな顔をするのを白いうさぎは気にしていました。黒いうさぎが考えていたこととは?
原題は、『THE RABBIT’S WEDDING』。先の2冊は「死」が描かれていましたが、この絵本は結婚を描いた幸せなお話です。表紙にも描かれているセピアカラーの絵の中に、黄色いタンポポが印象的な結婚式の場面は心が温かくなるでしょう。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』(Yahoo!JAPANショッピング)
まとめ
今回は、優しさと愛情にあふれた絵本を3冊紹介しました。お子さんに読み聞かせるときは、優しい声で読んであげてください。親子で読み聞かせを楽しみながら、お互いを大切に思う気持ちや愛情が再確認できると思います。
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