日本の社会保障費が補正予算で30%割れ!?
2020年度第1次補正予算が、4月30日に成立した。その補正予算に盛り込まれた1人当たり一律10万円の特別定額給付金や、事業収入が減った事業者に最大200万円支給する持続化給付金の執行が、早くも始まっている。
2020年度の第1次補正予算は、国の会計を代表する一般会計で総額25.7兆円の歳出の追加を行った。そもそも、2020年度当初予算で、一般会計の歳出総額は102.7兆円と、当初予算として各最大規模だった。これに第1次補正予算が加わったので、補正後予算ベースで総額が128.3兆円となり、さらに過去最大規模を更新した(合計の際に丸めの誤差あり)。
では、一般会計歳出の構成比はどうなっただろうか。本稿冒頭の図は、1970年度から決算ベースでみた一般会計歳出の構成比の推移である。凡例を付した図で見ると以下のようになる。
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