ゴーヤやアイスコーヒー!夏はどうして苦味が欲しくなる?夏にいい効果と上手な食べ方
こんにちは。気象予報士&食養生アドバイザーのお天気ママです。今回も天気と食事・からだの面白い関係について紹介します。
夏は、ゴーヤやアイスコーヒー・緑茶など、苦みの食材が美味しく、欲しくなりますよね。
ではなぜ美味しく感じるのか?どんな効果があるのか?について、漢方・薬膳の考え方から解説します。
苦味はほてりを冷ます
昔から、食材を体に入れるとどのような変化があるのかについて研究してきた漢方・薬膳では、苦味は体のほてりを冷ます働きです。
暑さでほてった体の余熱をとる働きがあり、夏はゴーヤやコーヒー・緑茶などの苦味の食材を食べるように教えられ、夏の定番の味となりました。
苦味は暑熱不調を改善する
苦味が夏にいい理由はもう1つあります。それは暑熱不調を改善する働きです。
漢方・薬膳では、暑い時期の頭痛やめまい・重だるさは、体にたまった悪い水分や湿気ととらえているのですが、苦味はデトックス効果で悪い水分や湿気を排出するので、暑熱不調の改善に働きます。
漢方薬でも、頭痛や重だるさが特徴の夏カゼには、「銀翹散(ぎんぎょうさん)」が使われますが、この漢方薬も苦味のある生薬を中心に配合されています。
苦味を美味しく感じる理由
以前勤めていた気象会社の部署では、大手飲料メーカーにお茶の味のアドバイスを行っていたのですが、夏には苦味を提案したところ、好評で製品にもなっていました。
体と味覚の関係は、「体がよくなる⇒味を求める⇒美味しく感じる」とつながっているので、夏は少し苦みを加えると美味しく感じて、体にもいいですよ。
苦味の上手なとりかた
私も夏はゴーヤを多く食べるように心がけています。私感になりますが、食べると体がシャキッとして軽くなったような感覚があります。ゴーヤは炒めるのが定番ですが、サラダや佃煮、煮物・酢の物などアレンジができるので、飽きずに食べられますよ。
コーヒーや緑茶もお茶で飲むのはもちろん、お茶漬け、カレーの隠し味に使っても美味しく食べられます。ぜひアレンジを楽しんでくださいね。
■ゴーヤの佃煮(クラシル)
■ゴーヤとツナコーンのマヨサラダ
まとめ
今回は、暑い時期に苦味が美味しく感じる理由と体にいい効果について紹介しました。この先も暑さが続きそうです。上手に食べて、元気にお過ごしくださいね。
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