夏のダイエットに蕎麦がいい3つの理由と効果!イライラと夏バテの予防
こんにちは。気象予報士&食養生アドバイザーのお天気ママです。
連日の猛暑で、蕎麦やそうめんなどの冷たい麺を食べる機会が多くなっていますよね。太りやすい夏のダイエット目的ではどれがいいのか気になったことはないですか?
代謝や栄養面からの見解では、断然お蕎麦がおすすめです。そこで今回は、夏のダイエットに蕎麦がいい3つの理由と上手な食べ方を紹介します。
体を冷やしてミネラル豊富
夏の麺料理といえば、蕎麦やうどん、そうめんなどありますが、薬膳ではどれも体を冷やす働きです。冷たくして体に入れることで冷やす効果が強くなるので、熱中症予防の観点では、蕎麦も、うどんも、そうめんも、夏に向いている食材です。
蕎麦にあって、うどんやそうめんに少ないものは、ミネラル分です。そばには鉄分やマグネシウムなどが多く含まれていて、汗でミネラルを失う夏場にありがたい食材です。蕎麦の1食分の目標を満たす割合は、鉄分は70%、マグネシウムは50%も含まれていて、疲労感の改善や夏バテ予防に有効です。
ミネラル分の補給の観点からは、夏のダイエットには断然蕎麦のほうがよいと言えます。
食物繊維が豊富で1食の目標の90%
夏のダイエットに蕎麦がいい理由の2つ目は、食物繊維です。1食分の目標の食物繊維を満たす割合は、蕎麦は90%、うどんは50%、そうめんは30%で、断然蕎麦のほうが多く含まれています。食物繊維は、整腸作用に加えて、糖質の吸収を緩やかにする働きもあり、太りにくく、満腹感も満たしてくれます。
また多くはありませんが、エネルギー代謝を高めるビタミンB1やB2も蕎麦のほうが多く含まれています。
1食あたりのカロリーは蕎麦のほうが若干高いのですが、太りにくさやエネルギー消費、満腹感の観点では、蕎麦のほうが夏のダイエットにいいと言うことができます。
蕎麦の香りにはイライラ予防
3つ目の理由は、蕎麦の香りにあるイライラを改善する効果です。
薬膳では蕎麦は、理気(りき)といって、気持ちをすっきりとさせてイライラを改善する効果のある食材です。江戸っ子が蕎麦汁をほとんどつけずに食べることを粋としていたのは、この香りを楽しむためです。
夏は暑さや不快感から気持ちが高ぶりやすく、イライラしやすい傾向がありますが、蕎麦には心を落ち着かせてイライラを改善してくれる働きがあります。
精神安定の点からも、夏のダイエットには蕎麦のほうがいいと言うことができます。
夏の蕎麦の食べ方
蕎麦は、うどんやそうめんに比べると栄養価が高いとは言っても、1食分の目標を満たすことはできません。食べる時には、豚肉やビタミン豊富な夏野菜と一緒に食べるのがおすすめです。さらに夏場は胃腸の働きが落ちて消化不良になりやすいので、消化を高めるねぎや生姜、にんにく等と一緒に食べるようにしてくださいね。ラー油や一味唐辛子で、辛みを加えても美味しく食べられますよ。
まとめ
今回は、夏のダイエットには蕎麦がいい3つの理由を紹介しました。夏のダイエットは栄養が偏りがちで、夏バテや不調の原因にもなってしまいます。上手な食材選びでしっかり栄養をとって、楽しくダイエットをしてくださいね。