【佐久穂町・小海町】まだ間に合う!2024年長野県白駒池の紅葉ピークと周辺情報をお伝えします
八ヶ岳連峰の北麓にある「白駒池」はカラマツやモミジなどの木々が赤や黄色に染まり、周囲の景色が水面に映り込むことと相まって一層紅葉が引き立つ長野県でも有数の紅葉スポットです。webサイトの紅葉情報のページで「見頃」の表示を確認して10月の三連休最終日に車を走らせ紅葉狩りを楽しんできました。
池を上から見下ろす高見石からの風景と併せて是非ご覧ください。
白駒池は標高2100m以上の湖としては日本最大の天然湖で、その標高から紅葉も平地より早めに訪れます。幸いこの三連休は予報どおり穏やかな暖かい日が続き、現地は多くの人出がありました。
国道299号線沿いの入り口付近に設けられた有料駐車場に車を止め、森の中で歩みを進めます。白駒池は木道が整備され15分程度の緩やかな登りのあとに5分ほどの距離。今回は池の散策を後にして、先に高見石を目指します。
分岐点の案内図。白駒池はここから下りで5分ほど。高見石へは上り45分とありますが、登山は低山を年に1回程度の私はゆっくり1時間と見積もりました。
分岐点から右に進み約1時間かけて高見石小屋に到着です。
ここからさらに小屋の北側に広がる巨石がころがる岩場を200m程の距離を登っていかないと高見石から白駒池の絶景を望む場所には到達しません。ここを登る途中で諦めてしまう人も多数いたので、高見石に行くならその日のバランス感覚と体力・脚力に自信のあり靴などの装備に問題がないか登り始める前に確認しておきましょう。
これが10月14日に高見石から見下ろした白駒池の眺め。観光用の写真で見るよりまだ赤や黄色は鮮やかではありませんね。例年9月下旬から10月上旬が紅葉の見頃と聞いていたのですが、ここから見る限りでは少し早かったようです。
では、巨石を慎重に降りて実際に近くで白駒池の紅葉の具合を確かめに向かいましょう。
「向かいましょう」と思ったものの、高見石小屋まで戻って登山客の皆さんのこの寛いだ様子に心が折れました。休みたい!!
人が食べているのがとても美味しそうに見えたので、コーヒーと揚げパン全5種セットを注文。写真緑色の抹茶から時計回りにココア、黒ゴマ、チーズ、きなこの5種類です。個人的には抹茶と黒ゴマを同率1位といたします。
もし高見石を登れなくても、1時間登った自分を慰めるご褒美があることは覚えておいて損はないと思います。
さて、1時間かけて池のほとりに降り立ちました。ここが山小屋・白駒荘前のボート乗り場。ここから混雑時の一方通行の表示に従い半時計回りに散策スタート。
ここでの景色は赤や黄色が半分くらい進んだといった具合でしょうか。
池のほとりなんで、ほぼ上り下りがないからとっても楽チン。木道も整備されているので、様々な年代層がいて誰でもが気楽に歩けるハイキングコースなのは頷けます。
写真右に写る木道はところどころ踏板が2~4本となって幅が変わり人がすれ違うのも難しい場所があります。混雑時に一方通行の表示板が出ている箇所に行き当たったら、一周できるかをよく考えて進みましょう。
インバウンドの外国のお客さんが山小屋・青苔荘前のボートの桟橋に友人を立たせて一生懸命ポーズを変えて写真を撮影していているのが微笑ましい。
高見石の上からではわかりませんでしたが、結論としては池の周辺のモミジは半分くらい赤くなっており、今後1週間程度は色づきを増すものと思われます。
下の写真は小海町側から国道299号線沿いにある「あと7km地点」の案内板。山のシルエットと白駒荘が写っていることから概ね同じ角度と思われますが、上の写真の方が赤も黄色の部分が薄く感じられますね。
日本気象協会の16日時点の佐久地域の予報は、20日(日)から一気に気温が下がる模様。気温が下がると紅葉が進むそうですが、服装・体調に十分気をつけて紅葉が映える白駒池を是非訪ねてください。
【白駒池所在地】
長野県南佐久郡佐久穂町・南佐久郡小海町
地 図 白駒の池 - 南佐久郡佐久穂町大字千代里/観光名所 | Yahoo!マップ
【白駒の池入り口有料駐車場】
住 所 長野県南佐久郡小海町大字千代里2090-2
地 図 白駒の池入り口有料駐車場
駐車場 収容数180台
料 金 普通車600円
二輪車200円
期 間 4月下旬~11月上旬
営業期間中は、24時間駐車場可能。
連絡先 南佐久北部森林組合 TEL:0267-86-4202
【佐久穂町観光協会HP】