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新生活で買ってはいけないものと買った方がいいもの。100均アイテムも交えて1人暮らし安全のコツを伝授

おりえ総合危機管理アドバイザー三沢おりえ/防犯・防災・護身術

春は新しい生活を始める方も多いですよね。
慣れない生活の中で「いざという時」を避けるため、また「いざという時」が来た時のために、買っておいた方が役に立つものと、買わない方がいいものを、安全のコツとしてお伝えしたいと思います。とはいえ、新生活では予算もあると思います。そこですべてとは言いませんが100均で購入できるものも紹介したいと思います。

買った方がいいもの

カセットコンロ・ガスボンベ

台所にガス台がついているのでカセットコンロは必要ないと思う人もいるかもしれません。しかし災害や停電時、ライフラインが止まった場合、カセットコンロは本当に役立ちます。

火が付く、光が見える、暖が取れる(一酸化炭素中毒には注意)、煮る焼く茹でることで煮沸したりお湯を作ったり、冷蔵庫の生ものに火を通すこともできますよね。

在宅避難での防災準備では、かなり重要なアイテムの一つになります。

一人鍋や友人を呼んでの団欒など普段使いもできますしカセットコンロとガスボンベは、まず持っていて欲しい一品です。

カセットコンロ本体はホームセンターなどで購入できますが、コンロ用ガスボンベなら100均でも購入可能です。

ドアスコープカバー

ドアスコープは穴が小さいから大丈夫!なんて思っていませんか?実は逆から覗けるリバースドアスコープなるものも売られています。これを使われてしますと、かなりしっかり覗かれてしまう可能性もありますし、光が漏れていると在宅、不在もわかりやすいので気を付けて下さい。シンプルなものでしたら100均で買えるものもあります。さらに、節約術としてドアスコープの穴より少し大きめの磁石を貼っておくだけでも外から覗けなくする効果はあります。

懐中電灯

こちらも新生活スタート時には忘れがちですが、あるアンケートで被災者が災害時あってよかったと思ったグッズ1位に挙げられたのが懐中電灯です。まずは1つ持っていてください。避難する際など、懐中電灯とスマホの明かりでは見える範囲が違います。本来は防水、防塵機能が付いた懐中電灯を準備して欲しい所ではありますが、まず取り急ぎとして100均でも購入できるアイテムです。最初の1台として準備しておいてくださいね。

買わない方がいいもの

ピンクや女性の暮らしを想像させるカーテン

やはり残念ながら女性の一人暮らしは狙われやすいのが事実。道路などから見て明らかに女性の部屋だとわかりやすい仕様にしておくのは防犯上よくありません。

男性だから安心ではありませんが、性別の区別がつかないようにしておくことが無難なので、ピンクのカーテンなど女性が好みやすいものは避けて欲しいです。また窓際にぬいぐるみやお花も気を付けたいですね。いったん外から自分の部屋を確認して、洗濯物が見えないか等も併せて防犯上狙われにくいか考えてみて下さい。

表札(郵便受け)

一人暮らしのマンションやアパートの郵便受けに名前を貼ったり部屋の入口に表札のようなプレートを出すのはやめましょう。個人情報がばれるだけではなく、犯罪に利用される可能性があります。インターポンの呼びだしなどで名前をいわれると信じやすいですよね?宅配やガスの検針など業者のふりをして侵入しようとされる危険性があります。

まだまだ新生活で注意すべきことはたくさん

ひとり暮らしの新生活は入居するだけではなく、いざという時の準備もまだまだ必要です。災害では自分用の備蓄はもちろん、避難所の確認、また防犯上では部屋に誰が住んでいて行動時間などの印マーキングチェックの注意等。
そして近年はオートロックマンションをあえて狙う犯罪者も増えています。自分の住んでいるアパートやマンションのセキュリティがしっかりしていても油断しない事です。

まずは出来ることから


いかがでしたか?今回は高額になりすぎない100均アイテムも交えながら基本の対策の一部をお伝えしました。

怖がりすぎず、でも出来ることから初めて新生活を楽しんで下さい。

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総合危機管理アドバイザー三沢おりえ/防犯・防災・護身術

防犯・防災グッズ記事ランキング監修も手がける専門家。常識にとらわれない怖くない危機管理の考え方で講演会やメディア、セミナー、イベントなど幅広く活動。生活の中ですぐに取り入れられる対策や動き方、便利なグッズを提案。大学や企業向けに行う座学と実技のダイバーシティ系セミナーは防災、防犯だけでなくハラスメント対策など、身を守るために役立つと高いリピート率。 防犯整備士、危機管理士(自然災害・社会リスク)非常食研究家。 逃げるための護身術指導者、元硬式空手世界チャンピオン。 日本災害危機管理士機構、日本防犯設備士機構所属。

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