1人暮らしの台風対策!知っておくと便利な簡単に準備できる5つのこと
台風シーズン到来ですが、一人暮らしの場合、いざ台風準備と言っても何をしていいかわからずに困ってしまいませんか?そこで今回は知っていると便利な簡単に準備できるものや対策、ちょっとした台風準備の防災のコツを5つお伝えします。
まず日頃から防災グッズは備えておいて欲しいとは思っていますが、台風準備として防災用品をそろえる時はたいていの場合自宅避難で通過中に待機している時間とその後の被害状況による時間(断水や停電等)分だと考えるのが妥当です。
今回はその場合を想定した内容です。避難用にも使える防災セットの内容は省いていますが、準備するものは普段も使えたり今後も使いやすいものを選ぶといざという時にもスマートに使えます。いくつか本格的に防災品を買いたい場合、選ぶ品の中で防災バックや懐中電灯などに悩んだ時は水害対策としても防水品を選ぶのはお勧めです。
また、台風の時に案外忘れがちなのがベランダの物や自転車。強風になってから気づく場合があるので早めに室内にしまったりロープでくくるなどの対策も忘れずに。
台風対策簡単に準備できる5つのこと
準備段階
1カセットコンロはいつでも優秀
ネットでも2000円ぐらいから購入できますね。これは普段使いとして鍋などにも使えます。停電時でも温かい食事・温かい飲み物(お湯)、明かり、暖の確保ができるわけです。ガスなので換気口は必要ではありますが防災用途的にはかなり心強いアイテムです。かなり優秀アイテムなのでお勧めです。
(台風時の閉め切った状況でなおかつ狭い部屋での長時間の使用はできませんので換気の状況等に注意してください)
2充電器は満タンに
意外と後回しになりがちな充電。台風通過中に充電しながら出大丈夫だとは思っていませんか?停電は自分のタイミングで来てくれません。まだ大丈夫だろうという気持ちが後ででとても困ってしまう場合があります。携帯用充電器やパソコンなどの機器も含めできるだけ早めに充電は満タンにしておきましょう。また通過後に停電が長引いた場合も考えるとソーラー充電器や乾電池なども多めに準備しておくと安心です。
3暑さ対策に冷凍庫にペットボトル (エアコン稼働は室外機故障の原因)
コンロとは逆の役割を果たしてくれるのが冷凍庫で凍らせた水やお茶、スポーツドリンクなどのペットボトル。飲み物の確保はもちろんですが、停電時に冷凍庫や冷蔵庫内の温度が上がるのを防ぐ保冷材の役割を果たしてくれます。
また、カセットコンロは冬の防災などで暖が取れますが、実は台風シーズンに部屋を閉め切ると蒸し暑い場合が多いのでその時に活躍するのはこちら。扇風機の前に置いて少し涼しい風を感じるのもいいですね。
でも台風通過中でもエアコンがあるから大丈夫!と思うのは実は間違い。強風時に稼働させているとファンに負担がかかり故障の原因になるとされ強風時のエアコン使用は推奨されていません。
台風通過後に室外機が倒れていたら絶対に触らないで業者に連絡をしてください。マイナスの冷却ガスが噴き出るなどの怪我の報告が多いです。
エアコンにも頼れない中、やはり凍らせたペットボトルがあると保冷剤代わりにしたり冷たく冷えている内に飲んだりして脱水や熱中症にならないように対策を取るのに役立ちます。
4 ガムテープではなく養生テープを貼る
窓ガラスはテープを貼った方がいいの?貼らなくてもいいの?
いえいえできるだけ米印に貼ってください。強化されるわけではないですが、物が飛んできてガラスが割れてしまったときのガラスの飛散を防ぎます。
台風通過中にもし窓ガラスに物が当たってガラスが割れたら砕け散って大変ですよね。保険だと思って貼るのが無難です。
ただしガムテープを貼ってしまうと後ではがすのが本当に大変!!跡が残り面倒なことになります。
おすすめは台風防災テープですが、売ってない場合はホームセンターの養生テープでもあまり後は残りません。(完全に跡が残らないわけではありません、使用後は早めにはがしてください)それに台風前だけは普段山積みの印象がある養生テープが売り切れやすいのでご注意を。
ただしガラスにCPマークという白地に緑でCPと書かれたマークのシールを貼ってあるお宅はわざわざテープを準備する必要はないかもしれません。窓ガラスを確認してみて下さい。
CPマークは防犯性能の高い建物部品マークであり、金属バットで5分強打しても割れない等、厳しいテストをクリアしたガラスですので(自己判断していただきたいとは思いますが)飛散の可能性は少なくテープなどは必要がないのでは?と思います。
厳しい基準をクリアしているとはいえバットで強打などすると傷やひび割れはするので遊ばないでくださいね。また防災安全合わせガラスを使用している場合もこのCPマークの対象品になります。
台風通過中の注意
5強風時は窓を開けない(割れてしまったら反対側を少し開ける)
台風通過中につい外の様子を見たいと思ってしまうかもしれません。でもそこは我慢!風を体験してみたいなど出来心で窓を開けるのは絶対にやめましょう。気圧の変化で窓ガラスが割れてしまう場合があり非常に危険です。また強風が入り込んで室内の物が飛んだり窓が強引に閉まり指や身体が挟まれるなど怪我の恐れもあります。
ただし、もしも何らかの原因で窓ガラスが割れて風が吹き込んでしまった場合は、吹きあげ防止のため反対側の窓を少し開けたほうが良いとされています。
散乱したガラスなどは非常に危険ですので靴などを履き踏まないように風が収まるまで安心な場所(部屋の場合トイレやふろ場など)へ避難してください。
オマケ
せっかくなので防災対策を体験してみる
災害や台風の停電時に役立つ!缶詰ロウソクやバターロウソクは家にあるもので簡単にできて緊急対策に便利
台風通過時こそ、いつかやってみようと思っていた防災対策を試してみるのもいいかもしれません。缶詰でローソクなどはいかがでしょうか?
ちなみに個人的感想ですが缶詰ローソクの後の中身は使用後食べられますが、ほんのりスモークの味が付くと感じました。お試しあれ!
*火の元に注意してください
いかがでしたか?災害準備はそれぞれの生活に合わせたものが必要ですが、この中で便利だと感じたことはぜひ取り入れてみて下さいね。
参考資料
京都大学防災研究所監修 台風時の強風災害に対する対応
ウエザーニュース 2019/10/11台風19号襲来暴風の最中に窓を開けるのはNG もし窓ガラスが割れたら?
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総合危機管理アドバイザーおりえ