ヒルトン東京のグリルレストランがすごい! 木箱入りシャトーブリアンやまるごとロブスターが味わえる
日本で最もよく知られている外資系ホテル
ヒルトン東京は1963年に国内初の外資系ホテルとして永田町に開業し、その後に東京都の機能が移転するのと同じタイミングで1984年に西新宿へ移転しました。歴史の長さと、知名度の高さから、日本で最もよく知られている外資系ホテルといってよいでしょう。
その2階エリアが2014年10月31日に「TSUNOHAZU」としてリニューアルオープン。中国料理「王朝」、日本料理「十二颯」、「メトロポリタングリル」、バー&ラウンジ「ZATTA」という、魅力的な料飲施設が誕生したのは衝撃的なことでした。
・【生まれ変わるヒルトン東京】よみがえるTSUNOHAZU、はじまる新宿の食(東龍)/Yahoo!ニュース
新しくなった料飲施設の中で、最近リブランドしたレストランがあります。それは「メトロポリタングリル」。2021年11月3日にコンセプトを一新し、桜の薪と炎を用い、食材の美味しさを最大限に引き出す事にフォーカスしたグリルレストランとして再始動しました。
厳選された食材や生産者から取り寄せた季節の旬材、こだわりの肉やサステナブルシーフードなどを味わえるとあって、早速評判となっています。
料理長はフィナリー・セメス氏
「メトロポリタングリル」で料理長を務めるのはフィナリー・セメス氏。フィナリー氏はハワイ生まれで、オアフ島にあるミシュランガイド一つ星「エム・バイ・シェフ・マブロ」などで10年間修業を積みます。2009年に来日し、「Two Rooms Bar & Grill」や「Ruby Jack’s」といった名店でグリル料理の造詣を深めました。2017年にヒルトン東京へ入社し、2021年に料理長に就任。
フィナリー氏は「食材に合わせたグリル技法によって食材の味を引き出して、お客様に喜んでいただきたいですね」と話します。
定番メニューに加えて季節のメニューも用意されており、この時季にはオイスターがオンメニュー。次回は9月にメニューが新しくなる予定だということです。
是非とも体験しておきたいフィナリー氏の定番メニューを紹介していきましょう。
メトロポリタンシーザーサラダ 1,900円
ロメインレタスをほぼそのまま使った、迫力満点のシーザーサラダです。カリカリのベーコンにたっぷりのパルメザンチーズ、見た目が可愛らしいポーチドエッグが合わせられています。全てを混ぜ合わせて食べると、味わいが濃厚に。
静岡スウィートトマトのカプレーゼ 1,900円
完熟した甘い静岡県産トマトとコクのあるフレッシュな北海道産モッツァレラチーズによる、さっぱりとしたカプレーゼ。バルサミコ酢によるアクセントがあり、胡麻のような風味のあるベイビーワイルドロケットが印象的です。
グラティナートロティサリーロブスター 8,900円
まるごと一匹のロブスターをテルミドール風にこんがり香ばしく焼き上げました。身がたっぷりと詰まっていて、その弾力と滋味を堪能できます。少し酸味の利いた甲殻類のソースが、ロブスターの食味をさらに引き出していました。
シャトーブリアン 400g 13,000円
シャトーブリアンは、桜の木の板をグリルの直火の上に置き、その上で食材を焼く手法「ウッドプランク・グリル」で仕上げられています。木箱に入れられて運ばれて来るプレゼンテーションは圧巻。木箱を開けると、桜のチップによる素晴しい薫香が広がります。
シャトーブリアンは好みの焼き加減に仕上げてもらえ、オススメは肉本来の味わいを楽しめるミディアムレア。ミディアムレアでは、ロゼ色に美しくやわらかく焼き上げられ、噛みしめる度に赤身の佳味を堪能できます。付け合わせは、カリカリっとした男爵芋のテリーヌ、こんがりと焼いたモリーユ茸、甘いペコロス、ピーテンドリルなどのスプラウト。
アスパラガス 1,300円
まるごとグリルされたアスパラガスはボリュームたっぷり。ほんのりと甘味と青味が感じられます。グリルレモンとオレガノでさっぱりとした味わいです。
ガーリックマッシュポテト 1,300円
まろやかで香ばしいマッシュポテト。ストウブのココットでたっぷりと提供されます。
クリームソルベ ブリュレ 1,300円
表面がパリッとしたクリームブリュレ。ベリーコンポートの酸味が爽やかで、スモークしたソルベが新感覚です。
マンゴームース 1,300円
フレッシュなマンゴーをホワイトチョコレートでコーティングしました。マンゴーはパッションフルーツのソースとココナッツのソルベとの相性が抜群。
良心的なワインペアリング
力強いグリル料理に合わせて、ワインも豊富に取り揃えられています。グラスワインであれば、シャンパーニュ2種、白ワイン4種、赤ワイン4種と充実。好きなグラスワインを選んでもよいですが、ワインペアリングがお得です。
100ミリリットルという、少なからぬ容量にもかかわらず、「グラスワイン3種」(5,000円)はシャンパーニュ・白ワイン・赤ワイン、「グラスワイン4種」(6,500円)はシャンパーニュ・白ワイン2種・赤ワインと非常にリーズナブルな設定。
ソムリエの小西香織氏いわく「ワインペアリングはコース料理ではもちろん、アラカルトで料理をご注文いただいた場合でも、オーダーに合わせて最適なワインをご提供させていただきますので、どうぞおまかせください」ということです。
シャンパーニュはグラスで「モエ エ シャンドン モエ アンペリアル」(2,800円)と「テルモン レゼルヴ・ブリュット」(3,000円)の2種類が提供されているのが嬉しいところ。ポピュラーな前者に加えて、最近ビオワインの旗手として日本でも知られている後者が味わえます。
他には「ペンフォールズ クヌンガヒル オータム リースリング」(1,600円)、「ペンフォールズ ビン 311 シャルドネ」(2,600円)、「ペンフォールズ ビン 150 マラナンガ シラーズ」(3,500円)とオーストラリアの名ワイナリーもグラスでラインナップ。
ワインをオーダーすれば、グリル料理の奥行きがさらに深まることでしょう。
最新のグリル料理
グリルレストランは昨今ブームとなっていますが、その先駆けとなったのが「メトロポリタングリル」です。
今回リブランドを行い、桜の薪にフォーカスし、よりモダンな料理を創り上げるようになったのは特筆するべきところ。ディナーのアラカルトやコースに加えて、40種類のサラダバーも味わえるランチや、ハーフブッフェスタイルのウィークエンドブランチも人気です。
是非とも「メトロポリタングリル」で、桜の薪による燻香や最新のグリル料理を味わってみてください。
※価格は全て税・サ込