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多くの人が勘違いしている「マネジメント」とは? 組織マネジャーが理解すべき用語解説

横山信弘経営コラムニスト
(ChatGPT DALL-E 3 にて著者作成)

「マネジメント」とは何か?

この問いに正しく答えられる人は、意外と少ない。

・部下育成

・組織運営

・組織の仕組み作り

・目標達成の支援

……いろいろなことを言う人がいる。

もし「組織マネジメント」の文脈で語るのであるなら、まず組織とは何なのか――?

これがわからなければ「マネジメント」も理解しようがない。

まず組織は集団ではないことを理解しよう。組織は、「組織目標」を達成させるために存在している。

そしてその目標を達成させるためのツールがマネジメントだ(目標達成が目的でないなら、マネジメントサイクルを回す意味がない)。

では、具体的にマネジメントとは何をすることなのか? それは、目標を達成させるため、リソースを効果効率的に配分することである。これがマネジメントの基本だ。

(目標達成するため)いつ、誰が、何を、どこで、どれぐらい、どのようにするのか。4W2Hで考えよう。

・When(いつ)
・Who(誰が)
・What(何を)
・Where(どこで)
・How many(どれぐらい)
・How(どのように)

このリソース配分をやり続けること。それがマネジメントである。組織でも、個人でもリソース配分をする際に「マネジメント」という表現が使える。

マネジメントという言葉は多義的だ。マーケティングと似ていて、いろいろな人が多様に解釈して使っている。

しかし「目標達成のために、使えるリソースを効果効率的に配分すること」と表現すれば、誰もが納得するはずだ。ぜひ覚えてもらいたい。

<参考記事>

【超大作】本物のマネジャーしか知らないプロジェクトで磨くマネジメントスキル「PMBOK」完全攻略

経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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