多くの人が勘違いしている「マネジメント」とは? 組織マネジャーが理解すべき用語解説
「マネジメント」とは何か?
この問いに正しく答えられる人は、意外と少ない。
・部下育成
・組織運営
・組織の仕組み作り
・目標達成の支援
……いろいろなことを言う人がいる。
もし「組織マネジメント」の文脈で語るのであるなら、まず組織とは何なのか――?
これがわからなければ「マネジメント」も理解しようがない。
まず組織は集団ではないことを理解しよう。組織は、「組織目標」を達成させるために存在している。
そしてその目標を達成させるためのツールがマネジメントだ(目標達成が目的でないなら、マネジメントサイクルを回す意味がない)。
では、具体的にマネジメントとは何をすることなのか? それは、目標を達成させるため、リソースを効果効率的に配分することである。これがマネジメントの基本だ。
(目標達成するため)いつ、誰が、何を、どこで、どれぐらい、どのようにするのか。4W2Hで考えよう。
・When(いつ)
・Who(誰が)
・What(何を)
・Where(どこで)
・How many(どれぐらい)
・How(どのように)
このリソース配分をやり続けること。それがマネジメントである。組織でも、個人でもリソース配分をする際に「マネジメント」という表現が使える。
マネジメントという言葉は多義的だ。マーケティングと似ていて、いろいろな人が多様に解釈して使っている。
しかし「目標達成のために、使えるリソースを効果効率的に配分すること」と表現すれば、誰もが納得するはずだ。ぜひ覚えてもらいたい。
<参考記事>