【オランダで入院】涙あり笑いありの病院生活15話「救急電話で本人と話をさせろ」
オランダ在住のひかさん夫婦。2023年2月に日本へ一時帰国しました。帰国後、疲労からなのか身体の不調が大きくなりました。
夫が『かかりつけ医の時間外診療』に電話をしてくれます。
登録制のかかりつけ医システムで、診療時間外は救急外来用の電話番号があります。警察、消防、救急の日本でいう「110」もありますが、基本は「命にかかわる場合」となっています。
このかかりつけ医の救急外来窓口は突破するのがなかなか難しいです。過去にも夫が電話してくれた場合もやはり「まずは痛み止めを服用しろ」や「数時間、数日様子を見ろ」と言ったアドバイスで終わる場合もあります。もちろんそれらをすでに試していても、なんだかんだと先延ばしされてしまうことも。
この時も週明けのかかりつけ医の予約があることで、そこまで待つよう言われてしまいます。
オランダでは医療関係者の人手不足問題が大きく、かかりつけ医の予約をとるにも平日でも当日の診療はほぼ無理です。
身体の不調で「今診て欲しいのに」という時、病院へ行けないのはなかなか厳しいですね。そうして悪化したり、手術が必要な一歩手前まで病状が進んでいたりなど、そういったケースも残念ながらよく耳にします。
電話で押し問答している夫を見てオランダ人理学療法士は言います「オランダではよくある光景です」
そうして彼が電話対応へと変わってくれます。はたして救急外来への予約はとれるでしょうか?
↓次回の話↓(続きが上がったらリンクが貼られます)