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睡眠不足で高血圧!高血圧の予防につながる!?睡眠のポイント3つ

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

寒い時期には特に高くなりがちな血圧ですが、血圧と睡眠に関係性があることをご存じですか?
血圧が高めの方も、そうでない方も知っておきたい睡眠のポイントをご紹介します。

この記事で紹介すること
・高血圧の悪影響とは
・高血圧と睡眠の関係
・高血圧の予防につながる!?睡眠のポイント3つ

・高血圧の悪影響とは

血圧とは名前の通り、血液が血管を押す力のことです。血圧が高いと、血管に負担がかかりすぎている状態なので、血管や心臓に負担がかかってしまいます。この状態が続くことで、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などのリスクが高くなってしまいます。放置しておくととても危険な疾患の1つです。

・高血圧と睡眠の関係

高血圧の原因は、塩分などの食事の影響や肥満なども挙げられますが、睡眠も関係していることがわかっています。
睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると血圧が高くなる傾向にあります。必要な睡眠時間には個人差がありますが、現代人は睡眠不足の人の割合が多いといわれています。睡眠不足が高血圧のリスクとなっている方は多いかもしれません。

・高血圧の予防につながる!?睡眠のポイント3つ

❶睡眠時間の確保

高血圧予防にも、その他の健康のためにも睡眠時間の確保は大切です。日中の眠気や、朝起きても寝足りないと感じる方は睡眠が足りていない可能性があります。
ただし、お休みの日に寝だめをするのは危険です。「寝だめ」という言葉は存在しますが、実際に私たちの体は「睡眠を貯めておく」ことはできません。逆に体内時計が狂ってしまい、寝ても疲れが取れない状態が続いてしまいます。毎日の睡眠時間をしっかり確保しましょう。

❷自律神経のバランスを整える

日中は覚醒し、寝る前にはリラックスするという自律神経のバランスは、血圧にも影響します。
夜、寝る前になってもリラックスできないでいると睡眠の質が低下してしまいますし、通常夜に下がる血圧が高い状態のままになりやすくなります。これは「夜間高血圧」ともいわれ、通常の高血圧より心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなることがわかっています。
日中は活動的に、夜はリラックスできるように1日のリズム、自律神経のバランスを調えましょう。

❸睡眠ホルモンを分泌させる

私たちの体は、メラトニンという睡眠ホルモンが夜に分泌されることで自然な眠りと質の良い睡眠が得られるようになっていますが、このメラトニンは血圧を下げる作用もあるといわれています。
メラトニンは日中少なく、夜に濃度が上昇するホルモンですが、夜にスマホやパソコンの画面を見たり、明るい照明の下で過ごしたりすると分泌が低下してしまいます。
メラトニンが不足すると睡眠状態も悪くなりますし、血圧も高くなりやすくなるので良いことは何もありません。

さいごに

いかがでしたでしょうか。睡眠が不足していると血圧が高くなりやすくなりますし、血圧が高い方は睡眠の質が低い傾向にあるともいわれています。
十分な睡眠をとることで、血圧はもちろん、肥満、高コレステロール血症、糖尿病のリスク軽減にもつながる可能性があることもわかっています。健康のためにも、毎日の疲労回復のためにも必要な睡眠はしっかりとるようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 健康系やインテリア系記事のライターをしたり、睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、薬局で勤務したりしています。

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