睡眠の質低下やイライラも!?意外と知らない【寒暖差疲労】で起こりやすい症状10選
急に寒くなったり、また暖かい日に戻ったりと、今年は特に寒暖差が大きいといわれています。日ごとの寒暖差はもちろん、1日のうちでの寒暖差が大きい日も多い時期です。
季節の変わり目は風邪を引きやすいといわれていますが、それ以外にもちょっとした不調を感じやすい時期でもあります。
・寒暖差疲労が起こりやすい条件とは?
個人差はありますが、気温差が7度以上になると体に負担がかかりやすいといわれています。寒暖差が大きいことで不調を感じやすいのが「自律神経」です。自律神経には交感神経と副交感神経があり、これらがバランスをとることで心身の状態を維持しています。
気温差が大きいとこの自律神経のバランスが乱れやすくなり、さまざまな不調が引き起こされやすくなります。
・寒暖差疲労で現れやすい症状10選
❶ダルさ、疲労感
❷集中力の低下
❸頭痛
この時期に、「何となくダルい」「やる気が出ない」と感じている方はいませんか?寒暖差による影響かもしれません。また、寒暖差疲労により仕事や勉強中の集中力が続きにくくなってしまうことも考えられます。休憩時は適度に体を動かしたり、ストレッチをしたりとリフレッシュするようにしましょう。
❹めまい
❺冷え
❻肩こり、首こり
❼むくみ
❽胃もたれ、食欲不振
自律神経が乱れることで、さまざまな体の不調を感じやすくなります。低気圧の日に頭痛や肩こりなどを感じる方は少なくないと思います。これらの症状も自律神経の不調が影響しているといわれています。低気圧の影響は天候により数日で治まるかもしれませんが、季節の変わり目の寒暖差は数週間続く可能性もあります。気温に応じた服装、体を温める食事、適度な運動や入浴による血行促進など、この時期は積極的な対策をとるようにしましょう。
❾イライラ感、気分の落ち込み
❿寝つきの悪化、浅い眠り
寒暖差疲労は、心の不調や睡眠の質にも影響する場合があります。
この時期、訳もなくイライラしたり、気分がふさぎ込んでしまったりする方は、寒暖差疲労の影響かもしれません。「寒暖差のせい」と考えることで、少しは気持ちが楽になるかもしれません。
また、寒暖差疲労により睡眠の質が低下しがちな方の中には、休日に寝だめをしている方もいるかもしれません。過度な寝だめで生活リズムを乱してしまうと余計に不調を感じやすくなる可能性があるので、規則正しい生活スタイルを保つようにしましょう。
さいごに
寒暖差疲労はだれでも起こる可能性がある症状ですが、症状や程度は人それぞれです。適度な運動やストレッチ、温かく栄養のある食事、体を温める入浴、十分な睡眠時間の確保など、暮らしの中でできる自分に合った対策を行なっておきましょう。