国民の声を聴かずに強行採決せざるを得なくなる安保法案
フーテン老人世直し録(170)
葉月某日
安倍総理が米議会に安保法案の成立を約束した「夏まで」がそろそろ終わりに近づこうとしている。安倍政権は一部野党との「修正協議」を隠れ蓑に強行採決のイメージを和らげようとしているが、しかし「修正」などできるはずがなく、採決を強行する以外に法案を成立させる手立てはない。
そうなれば安倍政権は外交で米国にすがる以外に能がなく、国会では国民の声を無視して採決を強行する以外に能がないことを見せつけ、同時期に行われる自民党総裁選はその安倍総理以外に自民党に選択肢がないことを国民に知らしめることになる。こうして日本政治の秋が始まるとフーテンは思う。
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