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コロナで注目される「非接触型」サービス マンション宅配ボックスにおける最前線の工夫は

櫻井幸雄住宅評論家
今やマンションに必須となった感がある宅配ボックス。最近は、各戸に設置される例も(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

 新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、「非接触型」が商品やサービスの注目ワードになっている。人と人との直接的、間接的な接触を減らす非接触は、たしかに安全そうだ。

 分譲マンションの場合、20年ほど前から、すでに「非接触」の言葉が広まっていた。それは、マンション全体の入り口にあたるエントランスに設置されるオートロックに関して。玄関キーにICチップを埋め込み、その部分をセンサーにかざすだけでオートロックが解除される方式が「非接触キー」として広まっていたからだ。

 10年ほど前からは、玄関キーをバッグやポケットに入れておくだけでオートロックが解除される方式も広まり、ハンズフリー方式や手ブラキー方式と呼ばれている。

 そして、2年ほど前から広まり始めたのが、非接触サービスの代表格・宅配をより便利に受け取るための宅配ボックスに生まれた新しい工夫。マンション宅配ボックスの最前線と、今後の課題を解説したい。

マンションの宅配ボックスは飛躍的に進化

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住宅評論家

年間200物件以上の物件取材を行い、全国の住宅事情に精通。正確な市況分析、わかりやすい解説で定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞に連載コラムを持ち、テレビ出演も多い。著書多数。

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